2歳といく!清澄白河アート&美食のコタビ
アート!酒!美食!大好き!でも子どもが生まれてからは…
いやいやところがどっこい、実は意外と大丈夫なのです!美術館もレストランもどこも子どもに優しい設計になってます。人も優しいし。このnoteではまだホニョホニョとしか喋れない2歳の愛娘きーちゃんの心の声を僕が投影しながら書き進めていきたいと思います。
👶「はじめまちて。きーちゃん2ちゃい。ほんとはこんなに喋れまちぇん。「さ行」はまだうまく言えまちぇん。0歳からずっとパパの都合であらゆる美術館とか、レストランとか、居酒屋とか、寺院とか連れてかれてましゅ。不思議の国のアリスのDVDを来る日も来る日も見てるからっ!」
パパ・ママ予備軍の皆様にも分かりやすく。2歳児の基本仕様の説明です。
⏰7:15 ロボットのように毎朝この時間に目覚めます。
🍞8:00 朝食。所用時間小1時間。
11:30 お昼ご飯に着席。
13:00 お昼寝のため自宅に到着。16時頃まで就寝。
ザックリ言うと9:30〜11:30迄の2時間がアートタイムの制限時間となります。我々に与えられた時間が意外に少ないのです。
「#1」は王道中の王道。ベタ中のベタをご紹介!
そう。ただでさえニッチofニッチの現代アートに、王道なんてあるのかしら?こう言う風にご理解ください。お子さんとの2時間のショートトリップ(コタビ)として、アートも小難しくなくハズレが少ない、その「過程」や「周辺施設」、「食」も含めて小旅行としては楽しかった感が担保される。まず第1回目にオススメしたいのが清澄白河にある「東京都現代美術館」。地下に駐車場があるので、車で行くのもOK。
でもお子さんが大丈夫そうなら、歩いて行くのがオススメ(東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から歩いて10分ちょい)です。下町の風情が色濃く残り、町の風景や歴史を楽しみながら歩けます。
美術館は「行くまでの過程も美術館」。だよ。
清澄白河の駅から都現美(とげんびとそのミチの人は略します)に行くまでのオススメポイントとひと言コメントです。
❶「清澄庭園」。大人150円、2歳はもちろん無料!確実に150円分は楽しめます。カルガモやカワウと遊べます。池に飛び石があって、ぴょんぴょん遊べます。
❷清澄の街を愛するヘンテコな“理化学➕インテリア”=「リカシツ」 ガラスや理化学への偏愛が昇華され、アートの匂いが漂ってます。併設されるカフェも(大人には)いいね。試験管使って?コーヒーを水出ししたりしてます。お子さんはリカシツの方で色々なガラス製品を探検しましょう。
❸ごめんなさい。ツウぶってブルーボトルコーヒー第1号店は先に書きませんでした。でも、やっぱり建築が面白いから見にいきましょう!長坂常/スキーマ建築計画が設計。元倉庫をリノベして、お客さんが焙煎工場に遊びに来たようなワクワク感を出してます。実は近く(車で10分)に、長坂さんがリノベした「黄金湯」があります。ここも良いです。幼児80円。子どもに優しい低温のお湯もあり。そしてクラフトビールがエントランスで飲めます。 ウェイ!
👶「さっきから、きーちゃんのこと忘れてるね」
いやいや、ほら!低温のお湯ってなかなか都内探してもないからさっ。
さてさて、他にもこのエリアは山ほど書きたいお店がありますが、これでは美術館に辿りつきません。先を急ぎましょう。あ、でも、ここだけは書きたい!お昼は開いてないけど。
番外編❹マジで美味い中華「O2(オーツー・大津さんがやってるから)」 ここは本当にオススメです。子どももOKです。でも事前にお伝えしましょう。て言うか、予約しないと入れないです。シンプル中華の最高峰!しかも価格は下町価格!
子ども連れてそんな歩けないから!と言う親御さん。安心してください。 木場公園もありますから。都現美は木場公園の中にあり、広大な木場公園には雨の日でもお子さんが室内で遊べる「木場キッズリアム」なる施設(要会員登録&利用予約)もあります。
👶そして、ようやく辿りつきましたよ!東京都現代美術館。
アートって、意味わかんないって人いますね。そうです。意味わかんないんです。まずは意味わかんなくてOK!というところから始めましょう。音楽は意味がちゃんと分からなくても色々聞きますよね?クラシックとか外国の曲とかエレクトロとか。それでスッと落ち着いたり、心が動いたりしますよね。それと全く一緒です。意味なんて分からなくても、色がキレイだったり、大きくて圧倒されたりするだけでいいんです。もしアートを初めて見にいくという方がいたら、お子さんと同級生という感覚でアートを遊び始めてください。シュールなお笑いと似てるかもです。楽しむためには、ある程度経験値が必要になります。でも、「見方」がわかるとアートってすこしのお金を払って「キレイで不思議な体験」をしに行く、そんなコタビだという事に気づかされます。
ちなみに、こんなものもアートです。
でかい人がいますね。お尻の穴について深く考えるきっかけに?
美術館のスミに生えている雑草。実はこれ木彫りの作品です。
こんなんに埋まって、物思いにふけるのもアートです。
東京都現代美術館のスペックの高さよ!
2つの企画展と、常設展(美術館の収蔵品を使って展示)という3つがだいたい常にやってます。常設展を入ってすぐ、美術館から抜け出して外に遊びに行けるスペースがあります。ここ、だいたい人いませんのでオススメです。実はここにも作品があります。
アーティスト鈴木昭男さんの作品「音点(おとだて)」。ここに立って、耳を澄ましましょう。目を澄ましましょう。普段聞こえていない音に気付いたり、見えていないものが見えてきます。こんな事もアートです。美術館の内外に12箇所設置されてます。全部見つけてみましょう!暇なら。
この見るからにアーティストなオジサマが鈴木昭男さんです。
そして、都現美のスペック。なんと言ってもママ友たちが集うお洒落レストラン「100本のスプーン」。ここ、こども対応が凄まじいです。美術館のチケット買わなくても入れるし。
👶「パパと一緒のもの食べたいからっ!!」
というお子さんのためにもハーフサイズや子ども用のプレートなど子どもケアが随所にされてます。そして何より、すごく美味しいです。酒もうまいし。こういうお洒落スポットで見た目だけのところもよくありますから。
さて、最後のスペック。
食事というガッツリな感じじゃないんだよねー。サクッとおやつ。そんな方にはコチラ。「二階のサンドイッチ」文字通り2階にあります。テラスというか広い屋根の上にも出れます。天気がいい日はここもオススメ。もしくは絶対泣きじゃくるお子様を連れて、他のお客さんのことなんて今日は気にしたくない!そんなお母さん。ここがベストです。外行けますから。素敵なサバのサンドやスウィーツ的なサンドも。あるよ。
他にも。ミュージアムショップもちろんあり〼。
ここも無料で入れる場所。お洒落な人には、ここでお土産買っていこう。お洒落ご挨拶、お洒落パーティー、お洒落異動。すべてのお洒落に対応してます。
以上で、清澄白河のアートなコタビは終わり!
きーちゃん、どうだったかな?
👶「おにくおいしい!ケーキもおいしい!パパとそとはしってトリのこえきくのオモロイっ!」
まぁ、そんなものです。2歳は。でも、絶対に何かの養分は2歳の体に蓄積されていくと僕は信じてます。笑って、不思議なもの見て5秒考えて、美味しいもの食べて、街を歩きまわって帰ってくる。僕にとってはそれがアートで、2歳の娘にはそれが何らかの遊びになっているはず。
さて、では次回、またどこか別のアートスポットをご案内したいと思います!最後まで読んで頂きありがとうございました!
👶「ありがとうございまちたっ!」
ちなみに、アートの何から始めればいいのさ!?というかた、お年玉で家にbanksy(←コチラがリンク)とか飾ってみるのどうですか?。僕はアートに複製も偽物も無いと思ってます。自分が家にbanksyを飾りたければ、 4000円でもそれは立派なアートです。
2002年、ウォータールー橋に書かれた「赤い風船に手を伸ばす少女」
「赤い風船に手を伸ばす少女」は、希望の象徴である。赤い風船は、少女を空高く持ち上げ、焼けこげた建物や、銃弾の跡がのこる壁などのカオスから彼女を連れ去る。