【2024/10更新】プロダクトデザイン・開発にガチで使えそうなAIツール10種使ってみた
おはようございます、数年前からデザインエンジニアを名乗り始めて生成AIの登場によっていよいよ何をすれば良いのかわからん、ガチで仕事無くなりそうと怯えているrikikaです。
XやThread、しまいにはTiktokでも生成AIやべーという表面的な投稿をみながらなんかよくわからんがやばいらしいという気持ちになっている同業者の方多いのではないでしょうか。。
まじでこれって感じで、実際にAI関連のツールって実際に細かく触って同じプロンプトで横比較とかもしないので実際どれくらいインパクトあるのかわからんってのが正直なところです。
結局AIやばくても既存のワークフローにうまく噛み合わないと対岸の火事といった感じで、自分自身もプロダクト開発者としてどんどんいろいろなものを触って、取り入れられるものはちょこちょこメモってきたのでそれを対外的にも公開しようと思い筆を執りました。
移り変わりの激しい業界だと思うので、常に結果とともに更新していく&従来からの削減工数何%みたいなのを書いていく予定です。気長にふぁぼってたまに見返したりコメントやXでメンションとかいただければ追記していくのでもしお暇な方いればよろしくお願いします!
要件定義・仕様・インタビュー
【15%減】Notion AIなどのAIライター系
ドキュメントの整理ついでに、AIもテーブルか要約で整理してねくらいしか使わない印象、AIライティングはツール依存なので機能差で切り替えとかはなさそう。
【70%減】GPT-4o,Claude,Perplexityなど汎用型マルチモーダルAI系
何と言ってもリサーチが圧倒的に楽(GPT-4oがレス早すぎる、賢さも随一)、ただハルシネーション(嘘)をついていないかたまにチェックするのでこのあたりは真実味を数値化とかしてほしい(Perplexityはソースかいてくれるのでそこが良い)
よくいう要件定義を書いてもらうとかは正直全部目で見直すので自分で書いたほうが頭の整理になって良いなという感じ
余談ですがVercel SDKのPlaygroundが一括でLLM系を比較できてために比較するときに使ったりします
もっと余談ですがGPTのMacアプリを入れて、Option+Spaceでサクッと立ち上げられるようになったの良い!(RaycastAIはクリック数が2つくらい多い)
【70%】tl;dvなど議事録系
議事録と要約、ついでに録画もやってくれる最高のツールですね、正直議事録こいつが取ってるので取ってないのですよ的な体裁にもなります
Slackで通知、Notionで共有して参加してないひとにも情報共有できるのも良き
逆にこいつのせいで文字起こし系AI、Whisperとかを使わなくなりましたね(オフラインでレコーダーと使うなら使うかもしれないです)https://openai.com/index/whisper/
デザイン
【30%減】MidjourneyやStableDiffusionなど画像生成系
正直これは、適当な画像がないみたいな記事執筆において一番バリューでそうだがそういう仕事をプロダクト開発であまり通らないのでこの評価です
あとDiscordなどフロントエンドの操作性が難解で、プロンプトの調整が中級者くらいにならないと結構時間かかりそう公式のウェブアプリとして柔軟になってきているので個人的にはMidjoureny推しです。
下記比較(2024/10/3時点、プロンプトはAcrylic key chain used by japanese otaku)
写真加工系
これ系は正直プロダクト開発のフェーズで底まで使用頻度がないので自分はよくわからないというのが正直なところです。一応有名ツール貼っておきます。
Adobe Fireflyは着色やオブジェクトへのエフェクト付与、画像サイズ変更に伴う拡張生成など既存の素材加工をめっちゃする人には良さそうです。
あとAfterEffectのAI付きブラウザ版のmodyfiとかはサクッと立地なグラフィティを作れるので結構おすすめです👋
【5%減】TRIPOなどモデル生成系
2Dの3D化でいうとそこまでユースケースがないですが、TRIPOが一番良さそうです。
ただこれもSplineなどの編集機能に比べると弱いので定着するかは怪しいですね。。
【30%減】Audioboxなど音声生成系
Meta社が出している自分の声のコピーや音声のエフェクトを生成するモデル、流石にUIが良いのとかなり精度が高いのでFinetuningの落さも相まってUIの効果音とかに使えそうな気がしてます。
音楽をあまり作ることはないですがSunoは歌詞の指示とかをしながら音楽も作れるのでもうなんか‥やばいです
【30%減】Uizard、GalileoAIなどUI作成系
正直そこまでクオリティの高いものは出てきませんが、それっぽいものを出してもらってWFとしてパターン出すとか、Figmaに吐き出して調整するを前提にするといくらか使いようはある気がしました。
犬の絵を売る無茶苦茶おしゃれなLP、という適当なプロンプトで比較してみましたが結構トンマナ違う感じになります。
余談ですがMotiffというサイトはサイトの中でFigmaのように編集できますし、AIを使ってAutoLayoutやコンポーネント作成の提案、デザインシステムの作成まで行ってくれるので勝手に期待しております。
コーディング
【90%】CursorなどIDE、エディター系
コーディング自体は自動補完やLLMとのデバックで大きくAIの恩恵を受けた分野かと思います。(正規表現やクエリのリフォーマットも便利ですが)
プロジェクト内のフォルダやファイルをインデックスして拡張学習してくれるのでLLMにペタペタ貼り付けて聞くよりより前提を認識したうえで回答してくれます。あとインラインチャットで提案されたコードを自分のコードのいい感じの箇所にインサートしてくれるのがまさにAIって感じで最高にワクワクします。
またローカルのLLMのOpen Interpreterなどは環境構築よくわからん系のBiz系の方面からデータ分析やスクレイピングのハードルをすごく下げてくれています。
ただそもそもOpen Interpreterの理解やインストールにつまづきそうなのでこれは別のインターフェースが必要になるのだろうなとも感じています。。(GUIで手元のパソコンのアプリをいい感じに操作してくれるエージェントは依然すごい)
完全自立型DevinさんもCopilotに吸収されるみたいでいろいろ楽しみです🙌
【50%】WarpなどCLI系
ブロック型のターミナルことWarpさんはAIというか色々覚えてサジェストしてくれるのでコマンド補完が一瞬検索みたいなのがかなり優秀です。(Tab押すだけでまじで終わる)
その他
CS
CSというか、スクリーニングみたいなのは架電しかりチャット然りかなり活用できそう
マーケティング
Browse AIというツールでスクレイピングサクッとできるみたいなので、競合の継続的調査とか捗りそう
SoraやPika,Runwayなどの動画生成AI大本命はまだ使えないみたいですが撮影系のリソースは大きく圧縮されそう
採用や営業
Canva
30%減程度、そもそも簡単にきれいなプレゼン資料が作れるというのが強みではあるので、そこに乗っている画像や動画加工AIが既存のワークフローに乗っていて使いやすい
Gamma
プレゼンもマジで適当なやつでよければGammaとか良さげですが、結局細かく作り込む必要あると考えるなら20%削減くらいでテンプレ運用に軍配ありって印象です
使い慣れているGoogleSlideやPowerPointの拡張機能や拡充を待つのが良いかもしれません(https://workspace.google.com/marketplace/app/magicslides_app_gpt_for_slides/371894645570)
AIディレクターみたいな仕事はなくならそう
色々書いてきましたが、結局AIの性能はある分野ではハマるし、ある分野ではまだまだといった感じで向き不向きを理解しておくのが大事そうだなと感じました。
そもそもAIがどんな優秀でもそこの周辺機能が微妙だと調整のために触る気にもなれないのでCursorのようなVScodeのガワだけAI被っているみたいなアプローチが良いのかもしれません。
コードもデザインもドキュメンテーションもヒアリングも、まぁぶっちゃけ抽象化されて1%だけ人間が責任をもつみたいになってどんどん仕事なくなると感じますが、それは逆にAI波乗りジョニーな人材は100倍界王拳って感じなので、今後も頑張ってこの荒波を乗り越えていきたい所存です。
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これからきそうなサービスメモ、後から追加します。
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