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hike
2024年8月19日 20:33
「awai saijiki」という、ちょっとした記録を綴ってみようと思います。我が家だけの、「歳時記」を作るような気持ちで。歳時記との出会いもともと、こどもの頃から「文字」に興味がある子でした。小学生の頃は学級新聞みたいなのを作るのが大好きで、自分でファッション誌を作ってみたり(カッコよく言えばあれもZINE!笑)、好きなこども番組の脚本?のようなものを書いてみたりしていたのが中学生
2024年12月2日 15:46
お世話になっているUP COFFEEさんで朝日たっぷりの席に座るとおしゃれな色の菊がいた。和菊、西洋菊、菊にもいろいろあって面白い。「前は閉めなくていい」毎朝聞く言葉。上着を着る、着ないで一悶着。なんとか着せて、この一言に「それでいいよ!」と返してようやく戸に手をかける。下の子も真似して同じことを言う。寒いから、と説明すると「もう知らない、プン」(今気に入っている言葉)と返
2024年10月2日 11:07
冬が深まると、青々とした植物たちはその姿を消して賑やかだったはずの野原は静かで、どこか寂しいけれど趣ある景色がそこ一面に広がる。妊娠中も含めて、あかちゃんが産まれるまでの生活には音楽と映画、本がずっとそばにあった。自分の様々な面においてのエネルギー源だと言えるくらい頼りにしていたはずなのに、あかちゃんとの生活が始まった途端にそれらの一切を身体が受け容れなくなった。嫌いになった
2024年10月2日 09:47
冬に向かって、冷気を深める風のこと。この頃はまだ、ショッピングセンターのような施設で買い物していると少し汗ばんだりして、休憩につい冷たいドリンクを選んでしまったりする。外に出た時の、冷たい風が身体を程よく冷まし、気持ちがよい。娘がしっかり座れるようになった頃にほぼほぼ初めて、大きめの商業施設へお出かけした。時折ひんやりした風がブワッと吹いてだけど日差しはたっぷりとあるのでとても気
2024年8月20日 20:59
冬の澄んだ空気の中では星も一段とくっきり見える空気も光も、冴え渡った空間では色々な感覚までもが研ぎ澄まされる。夜に2人でゆっくり外食するのはもうしばらくできなくなるかもしれない、と言いながら、私たちはお気に入りの店でクリスマスディナーを食べた。予定日が近づいていて、この頃はよくお腹に「クリスマスディナーとおせち料理はゆっくり食べさせてくれると嬉しいな」と話かけていたので、赤ちゃんはこのお
2024年8月24日 20:45
明け方の静かな寝室呼吸だけに集中していると不思議とカーテンの向こうの、降っているかもわからぬ雪の声が聞こえるような気がしてくる。明け方、寝ぼけた頭の中に冬の海のイメージが浮かぶ。波がこちらの方に来ては、また遠ざかってゆく。その波は、自分の身体の中で起こっているものだった。陣痛のはじまり。もうすぐ会えるんだ、とすぐにわかった。静かな静かな寝室にただ波が、近くなったり遠くなった
2024年8月27日 13:37
よく晴れた冬の朝と昼の境目くらいの時間に生まれた新しい命特別な、霽れの日すごく晴れた透明な朝に母の運転する車で病院に向かった。窓の外を見る余裕はあって、道中なんとみんなで富士山を見ることができた。霽れの日にぴったりの景色だね、なんて話しながら。「出産」は、わたしにはとても野生的、動物的な過程だった。痛みよりも、自分のコントロール外で自分の身体がものすごく収縮している、というのを
2024年9月2日 11:40
寒い寒い冬滑らないように、恐々少しずつ何かにつかまりながら渡る、氷でできた橋。でも慣れてくると滑って進むこともできるようになる。それも楽しげに!産後4日目くらいの夜。急におっぱいがパンパンに張るようになった。飲ませても飲ませても治るどころか、どんどん硬くなり、気がつけば赤くなるほどで痛みもひどい。「乳腺炎」だった。妊娠・出産関連ワードについては散々検索して色々と情報を得ていた