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hike
2024年8月19日 20:33
「awai saijiki」という、ちょっとした記録を綴ってみようと思います。我が家だけの、「歳時記」を作るような気持ちで。歳時記との出会いもともと、こどもの頃から「文字」に興味がある子でした。小学生の頃は学級新聞みたいなのを作るのが大好きで、自分でファッション誌を作ってみたり(カッコよく言えばあれもZINE!笑)、好きなこども番組の脚本?のようなものを書いてみたりしていたのが中学生
2024年8月20日 20:59
冬の澄んだ空気の中では星も一段とくっきり見える空気も光も、冴え渡った空間では色々な感覚までもが研ぎ澄まされる。夜に2人でゆっくり外食するのはもうしばらくできなくなるかもしれない、と言いながら、私たちはお気に入りの店でクリスマスディナーを食べた。予定日が近づいていて、この頃はよくお腹に「クリスマスディナーとおせち料理はゆっくり食べさせてくれると嬉しいな」と話かけていたので、赤ちゃんはこのお
2024年8月24日 20:45
明け方の静かな寝室呼吸だけに集中していると不思議とカーテンの向こうの、降っているかもわからぬ雪の声が聞こえるような気がしてくる。明け方、寝ぼけた頭の中に冬の海のイメージが浮かぶ。波がこちらの方に来ては、また遠ざかってゆく。その波は、自分の身体の中で起こっているものだった。陣痛のはじまり。もうすぐ会えるんだ、とすぐにわかった。静かな静かな寝室にただ波が、近くなったり遠くなった
2024年8月27日 13:37
よく晴れた冬の朝と昼の境目くらいの時間に生まれた新しい命特別な、霽れの日すごく晴れた透明な朝に母の運転する車で病院に向かった。窓の外を見る余裕はあって、道中なんとみんなで富士山を見ることができた。霽れの日にぴったりの景色だね、なんて話しながら。「出産」は、わたしにはとても野生的、動物的な過程だった。痛みよりも、自分のコントロール外で自分の身体がものすごく収縮している、というのを