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【資料本】ミステリ好きの蔵書

一定の古典ミステリや本格ミステリを読んでいくと、手を出してしまいたくなる品々↓

・探偵小説の謎(1956年発行)・ミステリーを科学したら(1994年発行)・有栖川有栖の密室大図鑑(2003年発行)

いわゆるトリック集やトリック解説本が妙に気になってしまう瞬間が来ます。

分類され、解説され、考察や作品への思いが語られ、時に賞賛も加えられ。
コレまで出会ったミステリ作品との再会であると同時に、新たな名作の出会いのきっかけにも!

筆者がどのスタンスなのかでも、語られ方が変わるのもワクワクします。

あるいは、自らミステリ小説を書こうととする時、あるいはそれを題材としたものを書く時、資料としての相棒感もなかなか。

ただ……
この手の本は、作品名とともに紹介されている場合、恐ろく容易にネタバレが披露されます!
なので、大概のものを読んだと言う自負がないまま手を出すと、時々とても悲しい気持ちになります(経験者は語る)

そう言う意味で優しいのはこちら。

・図説 密室ミステリの迷宮(有栖川有栖監修)

密室限定ですが、現場が図解されている面白さと同時に、ネタバレは最小限。
作家陣などのインタビューなどもあり、読み応えもあり。
まだ出会ってないミステリーと出会うきっかけとなる一冊。

もちろん現在最新作最新の作家さんの作品紹介とはなりません。
ただ、本の良いところは数十年の時を経てもなお手にできること。
過去の美しいミステリと出会い直しながら、今の作品のルーツを知れる楽しみ方もあったりします。

ミステリ好きさん、よかったら知的好奇心の1つとしていかがです?

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