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スプーンおばさんみたいにごきげん♪ほったら家事

「小さなスプーンおばさん」の本が私は小さい頃から大好きだった。
突然、ティースプーンみたいに小さくなってしまうおばさんのお話なのだけど、おばさんはちっともあわてずに、つぎつぎと家事をこなしていく。

ある日は、ネズミをおどしてそうじをさせ、ネコに茶碗をきれいにさせた。
壺やフライパンをおだてて、パンケーキを焼かせ、太陽や雨や風をけしかけて、洗濯物をすっかり乾かしてしまう。

おこった太陽が「おばさんを、あつさでまいらせてやろう」とかんかんてりつけたって、おばさんはおかまいなし。

「ながしの水にうかべたコーヒーざらにのっかって、すいすいうごいていました」というところがとくに好きで、頭の中で自分もながしの水に浮かんでみたりした。

ながしの水にうかぶわたし

大人になった今でも、山のような洗いものを前に、私の思考はスプーンおばさんの世界へ飛ぶ。

このお皿、勝手にきれいになってくれないかしら。
(そんなことを考えている暇に手を動かしなさい)

そこで私は考えました。
ほったらかしの「ほったら家事」を。

私が長年愛用している”ナチュラルクリーニング”は、重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダを使う洗い方で、時間をかけると汚れ落ちがアップする。つまり、”ほったらかし”が効果的ということ。

お皿の山は、ゴムヘラで油汚れをこそぎおとしてから、セスキ炭酸ソーダをふりかけた洗い桶に沈めて放置。
コンロの油汚れには、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーして15分ほったらかし。

スプーンおばさんのお話に出てくるネズミやネコ、フライパンや太陽のように、”セスキ炭酸ソーダが仕事をしてくれている”と思うだけでなんだかちょっと、たのしい。

①お皿のつけ置き
水1リットルに対してセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯(※木製やアルミは不向き)
②セスキ炭酸ソーダ水スプレー
水500mlに大さじ1杯 
コンロの油汚れも驚くほどきれいになるので
おためしあれ


シュシュシュとスプレーしたり、直接ふりかけたりしたあとは、読みかけの本でも読みながら……15分たったら、お皿はさっと流して(食洗機にはそのまま、油汚れは軽くせっけんで)コンロは拭いておしまい。

ちなみに15分というのは、毎日の習慣にするのにちょうどよい時間らしい。(朝ドラがひと段落して、明日の放送が気になる時間)

ピカピカにきれいにならなくても、そうじの続きは、またあした。ゆっくり、ちゃんと、きれいになっていくからご安心を。
(15分でも十分きれいになりますが、とことんやりたい人は、お好みで)

あと、毎日しなくてもいいことにしている。
”3日坊主も、10回やれば1か月”って、私が大好きだった先生が言っていたので。
長く続けるには、3日坊主くらいがちょうどよい。と、私は思っている。

ナチュラルクリーニングがおさいふにもやさしい、って話は、また今度。

あぶくちゃんとあわわん

読んでくださってありがとうございます。

私は、妊娠中にアトピーになったことをきっかけに、家中の洗剤をやめてみました。
そしたら、”あたりまえ”と思っていた習慣が、それほど必要じゃないことにも気づきました。

重曹や、クエン酸を使ったナチュラルクリーニングを、30年近くつづけています。
(よかったら、「マインドクリーニング」をお読みください)


小さなスプーンおばさん アルフ=プリョイセン作

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