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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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#脳科学

前庭感覚と体性感覚の組み合わせ方

 リハ塾の松井です! 以前、前庭感覚についての記事を書きました。 今日はもう少し臨床的な視点でどういう風に介入しているかを解説します! 体性感覚、視覚、前庭感覚が重要ですが、それぞれは独立しているわけではありません。 なので、この辺を考慮した介入がポイントです。 以前の記事はこちら↓

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頭と体を一致させるための基礎知識と臨床応用

火曜日ライターの松井です! 前回記事にも書いた通り、最近は色んなことを勉強中でして、プログラミングの勉強もしています。 HTMLとかCSSとかよく分かりませんでしたが、ブログを作るときにも見たり聞いたりはしたので、意外とそんなに抵抗なく勉強できています。 今のところはですが。(笑) 全く真っ白なページからいい感じにレイアウトを整えて、1ページ完成させるのに200~300行もコードが必要なんだなーと驚いたりしていますが、ある程度は変換して出てくるので、そこまで苦なく書けま

感覚障害に対するリハビリ~良好な感覚入力のために必要なこと~

火曜日ライターの松井です! 最近、マーケティングについて勉強していますが、学ぶほど有名な企業や人気のあるブランドは顧客の悩みをちゃんと理解しているということが分かります。 僕らの業界で置き換えてみると、最近では筋トレやストレッチ、ピラティスやヨガなどのコンテンツをYoutubeや各種SNSで発信している方が増えました。 ただ、それがコンテンツを発信することが目的になっていると、顧客はそれを見てどうなれるのか、どんなメリットがあるのか分かりにくいので、結局は他の大多数のコ

感覚入力は必ず運動とセットで!運動学習に必須の知識

リハ塾の松井です! 最近は感覚入力について記事を書いてきました。 色々書きましたが、特に大事なのは「感覚入力と運動をセットで行うこと」だと思っています。 感覚入力だけでは不十分で、必ず運動を伴うようにしないと思ったような効果は得られないはずです。 今日はその辺りを、視床や小脳の話と絡めつつまとめてみました。

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感覚入力するためにおさえておきたい4つのポイント

リハ塾の松井です! 前回、前々回と感覚障害に対する介入で、何故感覚入力が必要なのか、具体的な介入方法について解説しました。 今日は感覚入力するためにおさえておきたいポイントが4つあるので、それを解説します。 闇雲に感覚入力するより、4つのポイントをおさえつつ実践することで、やることも明確化されますし、効果も表れやすいはずです。

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感覚入力に必要な腱紡錘の理解

リハ塾の松井です! 昨日の記事で、脳卒中の感覚障害、機能改善には感覚入力を積極的にしましょうと書きました。 昨日の内容は何故感覚入力が必要なのかという、生理学的な内容を書いたので、今日は具体的な介入のための知識として、腱紡錘について書きます。 腱紡錘と言えばⅠb抑制が有名かもしれませんが、状況によっては促通性にも作用するので、抑制させたいのか促通させたいのかを明確にして介入する必要があります。

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脳卒中には積極的な感覚入力が重要!

リハ塾の松井です! タイトルを見ると、当たり前じゃないかと思うかもしれません。 ですが、僕自身そうでしたが、感覚入力が必要だとは思っていても、何故必要なのか、具体的な内容は?などいまいち理解が不十分なところもありました。 僕と同じような方もおられるんじゃないかということで、今日は感覚入力の必要性と生理学から見るポイントについて解説します!

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感覚と運動の関わり〜臨床に活かすには〜

リハ塾の松井です! 感覚入力するとか臨床でよく言いますが、実際のところそこでは何がどうなっているのか。 そんな目で見えない「感覚」というものと運動との関わりについて動画でまとめました! ポイントは以下の3つです。 ・感覚→知覚→出力のサイクルが重要 ・3つの感覚とは ・体性感覚へのアプローチでセラピストができること

動作時の過緊張は頸部に着目!前庭との関係

リハ塾の松井です! 脳卒中後の運動麻痺の方で、起立時に上肢が屈曲してしまう、歩行時に足部が内反尖足になってしまう方おられますよね? 臨床では少なくない症状だと思います。 このような筋緊張が高くなってしまうケースでは、どこに着目すべきでしょうか? 上肢が屈曲してしまうのだから肘屈筋群? 足部が内反してしまうから下腿三頭筋や後脛骨筋? それも大事ですが、もっと根本の評価も重要です。 それが「頸部」です。 今日は筋緊張が高くなってしまうことと頸部との関係を解説します!

筋緊張を理解するには網様体脊髄システムを知る

リハ塾の松井です! 臨床では筋緊張が亢進して、関節運動が思うようにできなかったり、運動制御が困難で歩行が上手くできない方は多くおられます。 そんな筋緊張に対して、動きが悪い関節にストレッチやROMexなどをするのは間違いではありませんが、筋緊張が亢進するメカニズムを知ることで介入方法の幅も広がります。 それによって、より効果的な介入ができるはずです。 今日は筋緊張と網様体脊髄システムについて解説します。

運動学習のポイント!如何に不使用部位をなくしていくか

リハ塾の松井です! 今日は脳卒中後の運動麻痺に対する介入において、どうやって介入していったら良いのか、とても悩むことと思います。 介入の1つのポイントは「不使用の抑制」にあります。 これを如何に抑制しつつ、activeな動きを獲得していけるかにかかっていると言っても過言ではありません。 今日は、その背景にある神経系の理論から、実際の具体的な介入方法を解説します。

長下肢装具適応の判断!3つのポイントを評価

リハ塾の松井です! 今日は脳卒中患者における歩行と装具について解説します。 それぞれの職場で装具をつけて歩行するかどうか基準などあるかもしれません。 基準がある程度決まっていたとしても、装具が必要かどうか判断するのは担当セラピストです。 今日は脳卒中後の歩行において装具が必要かどうかを判断するための僕なりの考えをまとめました。

前庭へアプローチしないのはやばい!

リハ塾の松井です! 前回、前庭の評価について書きました。 前庭は身体機能に及ぼす影響が思った以上に大きいので、しっかり評価しておきましょうという内容でした。 今日はそんな前庭に対して具体的にどうアプローチするのかを解説します。

前庭と補足運動野の賦活が運動麻痺改善の鍵

リハ塾の松井です。 前回の内容を簡単に復習すると、補足運動野は皮質前庭路と同じ大脳皮質のarea6に位置し、前庭神経核は皮質前庭路からの投射を受けます。 大脳皮質から前提への投射は抑制性に作用することから、補足運動野を活性化することでγ運動ニューロンへの抑制性の作用を高め、下肢筋緊張を抑制できるのではというお話でした。 この仮説から、下肢の運動麻痺を改善する臨床的な方法を考えてみましょう。