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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2021年5月の記事一覧

感覚入力で考えること

リハ塾の松井です! 臨床では感覚入力を目的に介入する場合があると思いますが、こんな悩みありませんか? ・感覚入力と言ってもどうしたらいいのかよく分からない ・感覚入力しているつもりだが、それが効果として出ているのか分からない ・そもそも、なんで感覚入力が必要なのか分からない どれも僕も感じていた悩みで、当時はよく分からずなんとなくで感覚入力しているつもりでいました。 そもそも、感覚入力する目的としては、運動を変えるためというのがほとんど。 なので、今回は運動を変える

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膝関節の可動域制限が改善できない理由

リハ塾の松井です! 膝関節の可動域制限についてこんな悩みありませんか? ・繰り返し関節運動をするけど、これで良いのか分からない ・痛みが強くて関節を動かすことも難しくて困っている ・そもそもどうやって関節を動かすのが良いか分からない これらは膝関節の関節構造を知ることで解決できます。 逆に関節構造を知らずに膝関節を動かすのは、良くならないのも動かし方が分からないのも当然です。 私も以前までは、膝関節の構造もしっかりと把握しておらず、何となく動かして痛みを訴えられても

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腱板を鍛えても意味ないかも?その前にすべきこととは

リハ塾の松井です! 肩関節のリハビリにおいてこんな悩みありませんか? ・長くリハビリしているが、中々可動域が変わらない ・可動域は比較的あるが、自動運動で挙上できない ・痛みがその場は和らげられるが、次回見た時にはまた痛くなっている これらの解決策の1つが「肩関節を求心位に保つこと」です。 当たり前やろ!と思ったかもしれませんが、視点を変えて考えてみると新しい発見もあります。 若手の頃の僕は何も考えず、とりあえず腱板筋群の運動療法をして肩を求心位に保つための介入して

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パテラセッティング!その前に内転筋を見ろ!

リハ塾の松井です! 変形性膝関節症(以下、膝OA)やTKA術後などの膝関節障害における膝痛が中々改善できなくて悩んだ経験ありませんか? そんな膝関節障害における痛みですが、重要なのが「股関節内転筋」です。 何故、膝関節障害において内転筋が重要なのか、解説していきます。

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胸郭は不安定!まずは安定性を作るのが大事

胸郭は一見、体幹の大部分を占め、安定しているように見えますよね。 なので、臨床的にはこんな悩みを抱えているのではないでしょうか? ・胸郭が硬く、胸椎が後彎(orフラット)で動かない方が多い ・呼吸時に胸郭がほとんど動かず、呼吸介助するがあまり可動性は変わらない ・胸郭の大きさと重さから、姿勢・運動制御が難しく、バランスを崩しやすい そもそも、安定していると思っている胸郭には以下のように多くの関節が関わっています。 ・肋椎関節(肋横突関節、肋骨頭関節) ・胸肋関節 ・胸鎖

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半月板を損傷するのは内外反の制動ができないから

リハ塾の松井です! 半月板損傷の方を担当した時、あるいは半月板が〜とか運動学の教科書とか参考書で見るけど、結局どうしたらいいの?って思いませんか? そんな時は何で半月板を損傷するのか、半月板が機能しないとどうなるのか?を考えると良いです。 結論から言うと、半月板を損傷するのは膝の内外反の制動ができないからです。 内外反ができないのは、半月板だけじゃなく膝の機能に関わるのでおさえておかないといけないポイントです。

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伸展制限へのアプローチ!6つの筋肉を評価しよう

火曜日ライターの松井です! 変形性膝関節症(以下、膝OA)やその他の膝関節疾患は保存・手術ともに臨床では多く見られる疾患の1つだと思います。 そんな膝関節疾患において、こんな悩みありませんか? ・伸展制限があり、ROMexするが中々可動域が改善しない ・パテラセッティングや端座位で重錘使って膝伸展させるが、可動域も筋力も思うように改善しない ・痛みが強く、ROMexや筋力運動もままならない このように、膝関節疾患のほとんどの症例で膝関節伸展制限を認め、制限があると起立や

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肩関節におけるインピンジメントを評価する3つのポイント

リハ塾の松井です! 肩の挙上時に疼痛の訴えがある時、「これは骨と筋肉(腱)がぶつかって痛いんですよ。」とか説明したことありませんか? いわゆるインピンジメントですが、何でインピンジメントするのか、どう介入していくのか説明できますか? 僕はできませんでした。 インピンジメントで痛いんだなーとは何となく分かっても、実際は介入してもあんまり変わらないし、結局何をしていいか分からなくなっていました。 僕と同じような経験をしている方ってきっといると思うので、今日は肩関節のインピ

肩関節が挙がらない時はどこを評価する?

リハ塾の松井です! 腱板断裂や上腕骨骨折など肩関節の整形外科疾患、あるいは脳卒中による運動麻痺の影響で肩関節の筋出力が低下し、関節運動が上手くできないことって多いですよね。 そんな時、以下のような悩みありませんか? ・肩関節の自動運動を繰り返すけど、中々筋出力が高まらない ・思うように肩関節運動ができないがどうしていいか分からず、ROMexやマッサージしかできていない ・腱板筋群に対してカフエクササイズするが、あまり効果を実感できない このような場合、問題点が「肩甲上

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痺れ改善への近道は末梢受容器への感覚入力

リハ塾の松井です! 臨床でも悩みやすい症状の1つ「痺れ」。 皆さんはこんな悩みありませんか? ・手指が痺れると言われるが何をしていいか分からない ・何をしていいか分からないので、とりあえずストレッチやマッサージするもあまり効果がない ・痺れが何で起こっているのか分からない 痺れの原因としては大きく分けると、中枢神経由来のものと末梢神経由来のものに分けられます。 中枢神経由来のものは厄介な場合も多いですが、全く改善できないわけではありません。 今回は中枢神経由来の痺れ

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何となくカフエクササイズやっていませんか?

リハ塾の松井です! 腱板断裂や上腕骨骨折などの肩関節疾患に対してどんなリハビリテーションを展開しますか? 肩関節への運動療法としてはカフエクササイズがメジャーですが、ただ形だけ真似ても実はあまり効果的ではありません。 結局、カフが使えないからカフエクササイズをするのであって、使えなくなった原因を評価して介入いないといけません。 今日は肩関節における問題点と3つのポイントに絞ってお伝えします。 多いのは上位交差症候群と呼ばれる下記のアライメント。 ・上位頚椎伸展 ・

上肢筋肉の触診〜解剖学・臨床的な特徴をふまえて〜

火曜日ライターの松井です! 1.触診の基礎知識 触るための目的・意味 触り方 2.下肢の筋肉の触診 3.上肢の筋肉の触診 触診シリーズの3回目の今日は上肢の筋肉の触診です! さて、簡単に前回の復習をしておくと、 ・どこが働いていないか、働いていない部位をアシストするために触診が必要 ・何を触っているかを知るには、解剖学的な筋肉の走行、骨の形状の知識 、組織を触り分けることができる触診スキルが必要 ・どこが働いていないかを評価する、働いていない部位をアシストするために触

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運動を起こしたいなら感覚を利用するべき

リハ塾の松井です! 脳卒中による運動麻痺、腱板断裂や骨折の術後など、臨床では筋出力が上手く発揮できない場面は多くあります。 皆さんはこんな悩みありませんか? ・足関節背屈を促したいが運動麻痺で背屈筋が働かない ・腱板断裂術後に肩の挙上ができず、自動介助運動を繰り返すがあまり変化が感じられない 個人的には運動麻痺、腱板断裂後の筋出力低下が思うように改善が認められず難しいと感じることが多いです。 基本的には運動を発現する流れは以下のようになっています。 1.運動の意図

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背屈を引き出すには一旦底屈へ誘導する

リハ塾の松井です! 足関節背屈制限、特に脳卒中後ではよく起こる問題の1つですが、中々改善できずに困ることありませんか? ・背屈方向へストレッチするがあまり変わらない ・背屈の自動運動をするが上手く収縮が入らない 背屈制限にストレッチや拮抗筋の収縮を入れることは当然すると思いますが、中々効果が出ないことも多いですよね。 そのような場合、腓骨筋の収縮を促すことで改善できることがあります。 今回は背屈制限を解消したいが中々改善できない場合に考える腓骨筋の収縮で改善する考え

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