バランス能力 と 姿勢の関係
皆さま、毎日お疲れ様です。
今日は、バランス能力と姿勢の関係について書こうと思います。
前回の記事を読んでくださっている方がいらしたら、
バランスのことを書くのに、姿勢という言葉をすでに何度も使っていますが、
今日は、姿勢が良い、悪いと いう言い方で普段使われている
「姿勢」とバランス能力のお話です。
まず、ある研究報告からですが、
では、もう一度、
・背中が曲がっている
・前かがみの姿勢になっている
場合に、(そうでない人とは有意に)
バランス能力や歩行能力が低下している😭😭
このバランス能力と関係する上記の姿勢の特徴ですが、
加齢に伴い、強まってくる傾向があります。
(みんな平等に時は流れますよね。。)
元々、背骨はS字型に曲がっていて弾力を生むことで衝撃を吸収し、背骨への負担を軽減させています。(下記、写真参考)
歳を重ねると、
背中の曲がり具合が大きくなっていき、
(特に胸椎、下の写真の緑部分が曲がっていく)
背骨の曲がり具合の頂点が、
だんだん、下がってくる傾向にあります。
胸椎部分がより曲がり彎曲の頂点が下がることで、
腰椎の部分は、前弯(前方への彎曲)が減少していき平坦化する、
または、それ以上に背中全体が大きく曲がってしまうようになります。
(胸椎が大きく曲がるのを代償する形で、腰椎が大きく前弯するパターンもありますが、日本人は背中全体が曲がってしまうパターンが多いです)
背中が曲がると、その部分の重心が後ろにずれるため、
身体はバランスを取ろうとして、前かがみになりやすくなります。
また、重心を取るために、
膝も、背中が後ろに大きく曲がるほど、
立っている時に曲がった状態となっていきます。
じゃあ、姿勢を良くしようよ(レッツゴー)
ということになりますが、
背骨が曲がる要因としては、
・骨粗しょう症による脊柱の変形
・背筋の筋力低下
・脊柱の可動性の低下
・生活環境(座った姿勢で長時間いる、腰を曲げたり前かがみで作業を行うなど)
など、さまざまな要因が考えられます。
この生活環境ですが、現代では、
スマホやパソコンを日常的に使用されるため、首が前方に突出する傾向にあるために、姿勢が悪くなりがちです。
なんらかの病気や怪我を発症し、急激に姿勢が悪くなることもありますが、
多くの方は、徐々に徐々に気付かないうちに、
背中の後方への凸が、大きくまた下がっていき、
身体が前に傾いていくなど、
少しずつ、少しずつ、姿勢が悪くなっていきます。
・背が高くなるイメージで伸びをする。
・体幹トレーニングを行う
・体幹の可動性を保つ
・座る時間を減らす
・活動量を増やす
・栄養を摂る(ビタミンD ,Mg,Cαなど)
など
出来ることから、一歩ずつ、始めて
予防に繋げてもらえたらいいなと思います。
hikari整体サロン
吉永光恵