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「ダチョウはアホだが役に立つ」を読んだ中二女子の感想
「ダチョウはアホだが役に立つ」塚本康浩
いやもう、面白かったです。
内容も、塚本先生ご自身も。
ダチョウマスクの塚本先生と言えば、「テレビで見た!」という方、多いのではないでしょうか。
かくいう私もテレビで塚本先生のことを知りました。
ダチョウの卵を走って回収しに行く偉い先生というインパクトから覚えていたのですが、この本を読んで、より印象が強くなりました。
忘れられない一冊になりそうです。
学校から帰ってくると郵便受けが閉まってない。
見るとamazonからの包みが。
「あ、なんか本や~。お母さんどんな本買ったんやろ。」
開けてみると何故か…ダチョウ?
「まぁいいや。読んでみるか。」
とまぁ、こんなノリで読み始めた私ですが、1ページめからいきなり「おもしろ~。」と引き込まれました。
文体が関西弁で堅苦しくないので、抗体の説明の部分もテンポよくスラスラと読めるんですよ。
読み終わった頃にはあなたもダチョウさんを好きになっているはずです。
というのも、この本。
塚本先生のダチョウ好きが物凄く伝わってくるんです。
傍から見ていると難しそうに思えるような研究の内容を中学生にも分かるように説明してくれています。
実際ダチョウさんの仕事がすごいということもあり、「ダチョウさん凄い!」と叫びたくなります。
ここまで凄いと自分の影にビビるほど「アホ」なのもかわいく思える。
そんなダチョウさんの仕事と研究、是非この本を読んで知ってみてください。
あと個人的に一番面白かったのが「第四章、鳥少年がダチョウ博士になるまで」です。
あの先生が「学校に行けない子供」だったとは。
甘えだとは思いつつも勇気づけられたような気がしました。
大学に行く前に工場で働いていたこともあるらしいです。
人生、どうなっていくんか分かれへんしどんなことが役に立つかも分かれへんもんやなと思いました。
正規ルートと言うか、出世街道とか。そういうのは気にしないで自分のやりたいことに挑戦して、自分が今いるところで一生懸命足掻いてみよう。
そう思えました。
と、こんな風に、ダチョウさんについて知ることができて、生き方について考えるきっかけにもなる「ダチョウはアホだが役に立つ」。
ぜひ読んでみてください!