妄想世界一周旅行計画(8)ヨーロッパ編1
ベトナム、マレーシアを十分に堪能した後は、一路ヨーロッパへと向かう。前述した通り、私はヨーロッパでどうしても行きたい場所がふたつある。ひとつはクロアチアのドブロブニク、そしてもうひとつはポルトガルである。クアラルンプールから向かうのならば、より近いクロアチアをまず目指すべきだろう。さっそく調べてみたところ直行便はないが、カタール航空でまずドーハに行き、そこからクロアチアの首都ザグレブに飛ぶことができる。興奮が抑えられない。
なにしろあのカタール航空である。エミレーツと人気を二分している中東の雄である。しかもドーハといえば1993年にサッカー日本代表を襲ったあの「ドーハの悲劇」の舞台だ。三浦カズが、ゴン中山が、井原が涙したあのドーハである。これは絶対マレーシアでジョホールバルに立ち寄り、1997年の「ジョホールバルの歓喜」に想いを馳せながらドーハに向かうのが礼儀というものであろう。ジョホールバル〜ドーハツアーはコアなオールドサッカーファンに結構受けるのではないかと思いつつ、ドーハって、カタールってどんなところだろうと考えてみる。酒は絶望的に飲めそうもないので軽く市内観光でもしたら早々に立ち去るのが良いに違いない。とにかく私はドーハに降り立つことに決めた。しかしながらドーハは意外に見どころがあるようで、スーク・ワキーフという市場やステート・グランド・モスク、そしてデザートツアーなんかもできるようだ。これらを十分に楽しんだ後、クロアチアのザグレブに向かうこととする。
ところでカタールってアジアじゃないの?アジアは2回までしかいけないのではないの?って思った方、実はワンワールドエクスプローラーは、ヨーロッパ・北アフリカ・中東は同エリアなのだ。そうか!それなら私はもう一箇所、絶対に行きたい場所がある。それは後日お知らせすることにするのだが、とにかく私はドーハ経由でザグレブに向かう旅程を選択することにした。
私の脳内のクロアチアは、あの忌まわしい内戦、サッカー選手のシュケルやボバン、そしてERのルカ、そして今回の目的地ドブロブニクぐらいしかない。とにかくザグレブの空港に降り立ち、そこからドブロブニクに行くのだが、行き方はふたつ。クロアチア航空を使うか、バスに乗るか。クロアチア航空はワンワールドではないので、これに乗るとしたら別料金を払う必要があ理、所要時間は1時間程度。バスでは10時間前後かかるようだ。
どうせならザグレブ観光も楽しみたい。ザグレブには、イェラチッチ広場、聖マルコ教会、石の門といった観光スポットがあるようだが、私が特に惹かれたのは「失恋博物館」だ。とにかく名前が斬新である。このネーミングを知っただけで行く価値があるのではと思ってしまう。例えそれが温泉街の〇〇のようなボッタクリ的なものであっても構わない。とにかく私はザグレブでは必ず失恋博物館に行こうと決めたのであった。
ザグレブを堪能したら、次はいよいよ本命ドブロブニクへと向かう。ドブロブニク にはバスを使うことに。だって今回の旅で決められた回数以外のフライトを自腹で使いたくはないから。
【今回の行程】
クアラルンプール発 ドーハ着 カタール航空 3,660マイル
ドーハ発 ザグレブ着 カタール航空 2,420マイル
ザグレブ発 ドブロブニク着 クロアチア航空またはバス 対象外
ここまでのマイル合計 9,454マイル
総フライト回数 4回
ヨーロッパ域内のフライト回数 1回