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満たせる物と満たせない物

育児の中でお子さんからの要求とは尽きない物です。
だっこをしてほしい
お菓子を買ってほしい
もっと一緒にいてほしい
玩具を買ってほしい
スーパーに行きたい
話を聞いてほしい
など
時と場合を選ばず、キリがありません。

先日、シッター先のご家庭から
お子さんの欲求不満からくる物欲についての相談がありました。

もっとママといたいが
それが(本人にとって)足りないことが
不満につながり
結果、「○○を買ってほしい」という
朝から晩まで顔を合わせばおもちゃの話に
なってしまったそうです。

お母様としては他の兄弟児との兼ね合いを考えながら
そのお子さんとの二人の時間を1日作ったことで
一時的に落ち着いたがまた元に戻ったそうです。

この話を聞くと一見お子さんの欲望には
底がないように見えますがじつはそんなことはありません。

今回のお子さんの欲求は欲求不満(ママともっといたい)と物欲に分けられます。その2つで大人が応えたほうがよいものとそうでないものがあります。
それは物欲です。

物欲に底はありません、買っても買っても慣れて、また他のものがほしくなります。世の中は物を買わせる仕組みが整っています。それがマーケティングと言われているのですが、話が逸れるので省略します。

しかし、欲求不満は解消することができます
難しいのはお子さんによって
満たすための器の個人差が大きいことです。

人はつい楽な道を選びがちです。
玩具を買ってあげれば(とりあえず)落ち着く
1日子どものために時間をとれば解決する
と思いがちですが
大人が1,2回苦労したところで解決するほど簡単ではありません。
特にただ物を買い与えるのは愛情とは受け取られません。
かけるべきはお金ではなく時間です

そして大事なのは継続です。
欲求不満を満たすのに(毎週)1日でかけるのも悪くありませんが
大人の負担が大きいです。
もっと日常の中に取り入れるのが有効です。

一緒に卵を割る
一緒に絵本を読む
背中を洗いっこする等

日常の中に小さな約束をして
それを一緒に果たすということが
結果としてお子さんの欲求不満や愛着関係の構築に繋がります。

最後に
底あるように見えてないのが物欲
底ないように見えてあるのが欲求不満

です

参考になれば幸いです。




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