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子どもの発達表(表現力編)
発達の流れを知ることは、見通しを持った対応になり
気持ちの余裕にも繋がります。
今回は表現力編です。
0~6ヶ月の発達目安
身の回りの物に触れたり、口に入れて感触を楽しむ
おもちゃや布を握ったり引っ張ったりする
鏡に映った自分や色彩豊かな物に興味を示す
1ポイントアドバイス
柔らかい布やカラフルなおもちゃなど、さまざまな質感に触れる機会を作り、手や口を使った探索行動を見守ります。安心できる環境で、感触や視覚を刺激してあげましょう。
6ヶ月~1歳の発達目安
両手に持った物を打ち合わせたり、振ったりして音を楽しむ
絵本や布の絵柄を眺め、視覚や触覚を通じた興味が増す
指先を使って細かい物をつまんで持ち上げるなど、手先の器用さが育つ
1ポイントアドバイス
絵本やおもちゃを見せながら、色や音などに注目して一緒に楽しむ機会を設けます。両手を使って遊べるようなおもちゃで手先の動きを促し、好奇心を引き出しましょう。
1歳~1歳6ヶ月の発達目安
音楽に合わせて身体を揺する
紙を破ったり、粘土を触ったりして、手先を使う感触遊びが増える
おもちゃを並べたり積み重ねたりして、手指を使った遊びが多様化する
シール貼りやクレヨンを使った描画に興味を示す
1ポイントアドバイス
シールやクレヨン、粘土などを活用して自由に触れさせ、表現の幅を広げていきます。成功体験を積み重ねることで、手先を使う遊びの楽しさを実感できるよう見守りましょう。
1歳6ヶ月~2歳の発達目安
腕全体を動かして、線を描く
粘土やブロックで手を使った造形活動をする
積み木を5~6個積めるようになる
身近な物の形を真似て描こうとする
1ポイントアドバイス
子どもが自由に作品を作れるように、クレヨンや粘土などさまざまな素材を提供し、手指の動きを引き出します。思い通りに表現できたときには「上手だね!」と声をかけてあげましょう。
2歳~3歳の発達目安
ハサミの1回切りができる
絵や形に色を加え、クレヨンや色鉛筆を使った表現が増える
のりを扱えるようになる
丸や十字を描けるようになる
1ポイントアドバイス
絵やシールを自由に使えるようにし、完成した作品を一緒に見ながら感想を伝えます。できあがった作品をほめて、表現することの楽しさを感じさせましょう。
3歳~4歳の発達目安
「頭足人」の絵を描くようになる
絵や作品を見せて説明することに喜びを感じる
簡単な童謡を最後まで歌えるようになる
1ポイントアドバイス
作品を見せながら説明させたり、自由に作り上げる場を提供します。話を聞くことで「よくできたね」と共感し、作品を通じた自己表現をサポートしましょう。
4歳~5歳の発達目安
人物の絵に手足や表情を加え、物語性のある絵を描けるようになる
物語の内容を絵や工作で表現し、自分の考えを形にする力が育つ
折り紙やハサミを使って、自分で作りたい物をイメージしながら工作する
1ポイントアドバイス
物語や絵本を読み聞かせながら、その内容を絵や工作で表現させます。完成した作品を見せてもらい、イメージを形にする力をほめて自己表現を応援します。
5歳~6歳の発達目安
共通のイメージを持って、共同製作ができるようになる
独自の発想や演技をするようになる
自分の考えや感情を伝える喜びを感じるようになる
1ポイントアドバイス
自由に表現できる時間や素材を与え、自分の作品に自信を持てるように見守ります。作品について話を聞き、「素敵な物語ができたね」と喜びを共有し、創作の意欲を引き出します。
最後に
ここに書いてあるのはあくまで目安です。
お子さんの発達には個人差があります。
これより、早いから良い、遅いから悪いというものではありません。
一喜一憂するのではなく
今の姿に目を向けながら、一歩先に踏み出せる援助をしてあげましょう