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【2021.10月読書まとめ】

読書の秋ですね。10月に読んだ5冊を紹介します!

■無理ゲー社会

今年8月に発売された橘玲の新作です。誰もが自由に自分らしく生きたい。という希望をいただきながらも、生きることに絶望している若者も多くいる、そんな世の中だと読んで気づきました。最近あった京王線社内での放火事件、白金高輪台駅での硫酸事件など事件の裏側に社会への不満、絶望が絡んでいると思います。コロナでさらに格差は広まり、限界の狭間まで追い込まれた人も多くいるはずです。さらに日本は超高齢化社会に突入するため若者は競争に参加しながらも自分より年上の人たちを支え、約1世紀の人生をまっとうしなければなりません。その中で自分らしく生き、社会的、経済的にも成功を目指すゲームの主人公を誰もが演じなければいけない世の中になるのでしょうか。

■漫画でわかる バフェットの投資術

投資をしている方ならだれもが知る投資の神様ウォーレン・バフェットの投資術を詰め込んだ一冊を読みました。生い立ちから銘柄選定術まで漫画も加わることで楽しみながら読めます。アメックスを買う際の投資判断に周辺情報を活用するなど本当に銘柄選定に余念がないと思いました。ちなみにバフェットの投資理論はグレアムの理論を土台にし、フィッシャー理論を取り入れ長期投資を行っています。91歳でもなお現役のバフェットから今後も目が離せません!

■14歳からの政治入門

先日選挙開票日でしたね。今回の衆院選の投票率は56%と4回連続の50%台という結果でした。14歳はとっくに過ぎていますが、選挙月間でもあったためこの本を読みました。今日の日本では18歳になれば平等に選挙権が与えられるものの、第二次正解大戦が終わるまでは25歳以上の男子のみしか選挙権がありませんでした。自由に選挙ができることはありがたいことだなとこの本を読んで思いました。選挙結果は自民党が過半数を占める形に終わりましたが、選挙や政治について分かりやすく学びたい方はこちらの一冊がおススメです。20代からでも十分読み応えのある内容でした。(笑)

■ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ペイパルの共同創業者であり、ペイパルマフィアとも呼ばれるピーター・ティールの一冊を読みました。著者はマーク・ザッカーバーグが立ち上げたFacebook(現Meta)に、創業当初に投資したことでもよく知られています。ビジネスの指南書として多くの方に読まれているので、僕も実際に読んでみました。特に市場の独占、賛成する人がほとんどいない大切な真実を追求する点に関しては、今後に活かせることだと思いました。Amazonの創業を例に挙げていますが、0→1を作る意識を日常から持つことにより発見があると思いました。結構ボリュームがある本なので2回目以降繰り返し読んでみようと思います。

■投資家が「お金」よりも大切にしていること

ひふみ投信、ふふみプラスを運用しているレオスキャピタル・ワークスでファンドマネージャーの藤野英人さんが書かれた一冊です。まず藤野さんは投資するために必ず足を使って企業の社長と面談をされることで有名で多くのファンがいらっしゃいます。 僕はこちらを読んで消費に対する価値観が変わりました。コンビニでペットボトル飲料が1本売れることで、そのお金はコンビニ、メーカー、ラベル生産者、ペットボトル生産者など行きわたり、またそこで働く人々が消費をすることによってゆくゆくは自分に返ってくるというのです。投資家思考を養える内容になっています。他国と日本を比較した家計の貯蓄の割合、なぜ日本人が貯蓄から抜け出せないかなどデータを用いて解説されています。投資に踏み出せない方にも読んでいただきたい一冊です。 

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