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毒書人の楽園(小説版)

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読み終えた小説をいろいろ紹介していきます
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#ホラー

『怖ガラセ屋サン 澤村伊智』寒さか、寒気か?

この作者はデビュー作から好きで読んでいる作者の一人なのですが、実は私はホラーはどちらかというと苦手です。 でも、最近結構な割合で読んでるというのは、苦手と言いながら、実は結構好きなのかもしれないと最近思っています。 今回は連作短編集で、祖の短編全体を貫いて登場するのがタイトルにもある怖ガラセ屋サンなわけです。 普通に怪談を語るのではなく、いつの間にか怪談になってしまうだけでなく、自分が巻き込まれていく恐さ。 普段は恐怖に感じていないと思っていたことが、実は恐怖に気づいてい

『さかさ星 貴志祐介』呪いと恐怖の先にあるホラー、というのでなく…

発売前から、貴志祐介先生の新作ホラーという事で楽しみにしていました。 更に、私の好きな鬼瓦が表紙全面に、これは期待しかありません。 結局一気に読み終えて、一日で読めそうだったけど、もったいないので二日に分けて読みましたが、ほぼ一気読みで勢いがついて読み進める面白さでした。 が、ホラー、呪物が出てきて、昔からの則と超常現象、そして呪いの正体とはとたたみかけるように物語が進んで行ったのだけど、何故か恐怖感が小説の面白さと比例しない。 旧家に収集された名品の数々が実は恐るべき呪