中2の息子が誕生日プレゼントに欲しいと言ってきたものが意外すぎた
The best birthday present I ever got !
今までにもらった誕生日プレゼントで1番よかったという息子。
実は今日、少し早い誕生日プレゼントということであるものを見に行ってきました。
みなさんはジョン・ウィリアムズ(John Williams)という作曲家をご存知でしょうか。
彼の名前を聞いたことがない人も、彼が作曲した映画音楽を1度はどこかで耳にしていると思います。
私たちがハリウッドの映画と聞いて思い浮かぶ多くの作品には彼が作曲したサントラが使われています。
まさに映画音楽界のレジェンド of レジェンド!
実は、私は中学生の頃に映画音楽にハマり、ずっと今でも飽きずに聴き続けています。
年頃には、友達と話すときは表向き用の好きなアーティストやバンドを言って、こっそり家では映画音楽を聴いているというような若者でした。
そんな映画音楽オタクに育てられた息子たち。
無事、映画音楽オタク2世となりました(特に長男)。
もともと夫に似て長男は物欲があんまりありません。
誕生日プレゼントは何がいいかと聞くと、「分からない」「考えておく」と言います。
ですが今年の誕生日プレゼントは
「このオーケストラのコンサートに行きたい!」
とはっきりとおねだりしてきました。
むしろ親の方が
「えっ、ゲームとかガジェットじゃなくてオケのチケット?それでいいの??」
と聞き返しました。
ひとつ言っておくと、息子はジュニアオーケストラに所属しているため、オーケストラ自体は彼にとって身近なものです。
にしても中学生の男子がオケのコンサートチケットを誕生日プレゼントに欲しいと思うことが意外すぎて。
それとも私が物欲が強すぎるのか?
安いチケットではなかったので、おじいちゃんおばあちゃんからと私たちからでこのチケット1枚だよと念を押しましたが、それでいいとのこと。
というわけで、息子と一緒にオケを聴きに行ってきました。
映画音楽をプロの生演奏で聴くのは私も今回が初めてでした。
演奏が始まると鳥肌立ちっぱなし。
ずっと音楽プレイヤーから流れる音で満足していましたが、実際に演奏をその場で浴びるとやっぱり比べものになりません。
音の振動が体に響いて没入感がすごい!
隣に座る息子以上に楽しんでいたかもしれません。
演奏の質も素晴らしく、大大大満足でコンサートが終了しました。
ホールを出る時に息子が言いました。
「The best birthday present I ever got !(これまでもらった誕生日プレゼントで1番だよ!)」
むしろ私の方が息子にお礼を言いたい。
ママが好きなものに興味を持ってくれてありがとう!
一緒に楽しめるものがあってママはうれしい!
* * *
ところで、欧米でこのような演奏会を聴きにいくと、「あぁ、海外だな」と思います。
日本に比べていい面もあれば悪い面も有り。
いい面だと思うのは、演奏が終わった後の賞賛がすごい。
今回の演奏会は特に最後の曲がスターウォーズだったこともあり、観客の盛り上がりが最高潮に。
ピー、ヒュー、フーッ、ブラボーと、演奏が気に入ったことを全力アピールです。
演奏者側もあれを浴びるのは気持ちいいだろうな。
悪い面を言うと、やはり鑑賞マナー。
アーティストが日本でコンサートをするとそのマナーの良さに驚くと言いますが本当にその通りだと思います。
日本人は「こういうルールなので守ってください」と言われるとほとんどみんな守ります。アイドルのコンサートは別として、クラシックなどのコンサートはみんな静かにルールを守って鑑賞していると思います。
ですが、海外はルールを守れない人が日本よりも多い。
コンサート中に携帯で撮影したり、飲食禁止のホールで何か食べていたり。
海外のコンサートや映画の観客が盛り上がるあの雰囲気は好きなのですが、そういうルールを守れない人が目について100%楽しめないことがよくあるのがちょっと残念。
* * *
話はもどって、
長男は思春期に入り、正直難しい年頃になってきました。
言うことを聞かなかったり、やることをやってなかったりしてキーッとなることも多々あります。
母は毎日モーモー言っています。
ですが、こうやって共通の趣味を時々親子で共有できている限り、何があっても大丈夫だなと思った1日でした。