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久々に読書感想を。
本は読んでいたのですがこちらになかなかたどりつけず。
noteさんの通知に呼ばれて久々に(^^)
対岸の彼女/角田光代
高校生の頃の葵、現在の小夜子に共感。
高校生の頃に同じ事を思っていたな。
どこへでも行けると思っていたけれど 結局どこへも行けなかった。
まだまだ親の管理下。
飛び出しても最終的には戻されてしまう。
あの時の人気も車も少ない早朝の静けさ。
明るい空。空気。
始まったばかりの電車。
あの時の解放感とワクワク感。
今でも忘れない。
でもたくさんの人に迷惑をかけた苦い思い出。
一方で専業主婦からパートを始めた小夜子の環境や心境もすごい共感。
家庭の感じも似てて、高校生から今の私自身が描かれているような錯覚になった。
色々思い出させてくれた作品。
第132回直木賞受賞作。
解説 森絵都