秘宝新聞vol.20 2023年春号
こんにちは秘宝新聞です。
今日は、少々遅くなりましたが、今年の春に書いた「秘宝新聞vol.20 2023年春号」をココに載せてみようと思っておりますのよ。
皆さんこんにちは。秘宝新聞です。
さてさて、毎度毎度の秘宝新聞は
変なもの、不思議、あやしいもの、ヘンテコ、オカシイなもの等見つけては楽しく記事にしていきたい私たちの、徒然フリーペパーです。(思い出もやや多め)
今回も内容はないよう。
テーマは
『好きな漫画ってなに?』です。
この世の不思議、ヘンテコ、楽しいこと、可笑しいこと、
都市伝説、秘宝館世界には私たちの知らないよくわからないことでいっぱいですが、漫画もまた目を光らせておかなくてはいけない世界ですね。
今回の新聞は、
「そういえばさあ、どんな漫画読んでた???」 ということで、私たちは、これまで読んできた漫画、好きな漫画に思いを馳せてみました。
『好きな漫画のディープな世界』byしる子
どもども、しる子です。今回は私の好きな漫画について書いてみましょう。
私の実家の近くには本屋も無くて、小学生の頃は親戚の年上のお姉さんが読み終わった単行本をもらって読む事が多かったんですよ。
その中に楳図かずお、古賀新一などのホラー少女漫画もいくつかあって、特に楳図かずおの少女の絵の可愛さに惹かれて、怖い話やオカルトを好むようになっていきました。本当にあるような、無いような話だったり、ちょっと絵がグロテスクだったり、たまに話の内容に教訓めいたものもあったりして、そんな怖い漫画が好きでした。
高学年の頃、自分で購入した単行本は、さくらももこの「ちびまるこちゃん」、岡田あーみんの「お父さんは心配症」。普通に少女漫画も読みつつ、ちょっと面白い漫画が好きでした。
高校生になると、しりあがり寿の「ヒゲのOL薮内笹子」、吉田戦車の「伝染るんです」、蛭子能収の漫画に心を持っていかれます。特に蛭子さんの漫画は、実家から少し離れた弘前にあった大きな本屋でしか当時売っていなくて、出かけて行っては1冊、また1冊とコツコツ購入していました。
その後、東京に住んでみると新宿の紀伊国屋書店にほぼ全ての蛭子漫画が売っていて、まんまと揃えるハメになっていったのでした。東京って本当に何でも売っててすごいと思ったなぁ。
大学時代は、ヤングマガジンとヤングジャンプを毎週読むようになって、和田ラヂヲのファンになります。その後、同じように連載を読んで、平本アキラの「アゴなしゲンとオレ物語」、小田原ドラゴンの「チェリーナイツ」、野中英次の「魁!!クロマティ高校」など、「それ、20代女子が読む漫画?」と突っ込まれそうな漫画ばかり好きになっていきました。
プププと笑ってしまうようなおかしな展開や、想像できない結末など、私はそんな自分の思い通りにならない漫画が大好物なのです。SNSが発達した今では「そういうものが好きな人は少なくない」という安心感がありますが、当時は本当にどこへ行っても明らかに「変な人」でした。スタンダードなものを読んでいないのでね。
そして2023年1月、和田ラヂヲに似顔絵を描いてもらうというイベントを見つけて、大阪へ出かけることになります。秘宝新聞の編集長、はつ子さんと共に。
これもなかなかに変な話なのですが、はつ子さんとは和田ラヂヲを知った当時は知り合いではなかったし、青森と北海道という別々の場所で暮らしていたのに、奇跡的に和田ラヂヲの漫画を2人とも好きで読んでいたというミラクルがありましてね。
本当に聴いていた音楽なんかも共通していたり、改めて考えると不思議でならないのだけれど、はつ子さんが和田ラヂヲが好きなことは知っていたので、すぐにお誘いしました。ああ、お誘いしましたとも。
その話は今回、読みたい方にだけお伝えしたいので、秘宝新聞は初めてそれを有料記事にしてみる事にしました。写真も文もたんまり書いていますので、読みたい方はどうぞ!
さて、ここからは、はつ子がお届けいたします♪
本当、不思議なのよね。しる子さんとはなぜか好きなものがかぶりまくっているという。
幽体離脱して同じクラスだったんじゃないかと思います。
ええと、好きな漫画ねエ。。。。
『ホラー漫画ばかりの学級文庫』 byはつ子
1初めて買った漫画はなんだったでしょう?
覚えていない。。。。
なかよし派?りぼん派
わたしは子ども時代はなかよしが、好きでした。
いでまゆみの『思いっきりピーマン』を単行本で持っていた気がします。
中学生になると、チェッカーズが好きになり、チェッカーズがきっかけで蛭子能収やひさうちみちおを知ります。
わたしの住んでいた田舎には本屋さんがひとつ。
小さな町の小さな書店に蛭子能収の漫画が売っているわけもなく中学一年の私は良くわからない漫画を取り寄せたのでした。どんな内容なんだろう?「私はバカになりたい」とても魅力的に見えたのでした。
しばらくして届いたのはとってもシュールなお話と、絵と、おばさんの裸が出てくる漫画でした。
こ、これは。
なんだか買ってはいけないものを買ってしまった気がしてドキドキしたのを覚えています。
ただ変な漫画ていうだけなのに、純粋だったのね。わたし。
それから、高校生になると、バタアシ金魚が好きになり、いつもフーバーと花井薫のことを思っていました。
授業中、机の中にページを開いた漫画を忍ばせて読んでいました。
笑っちゃいけない場面で読むと死にそうになるのでそれを楽しんでいたわ。笑 電車の中だとか。
今でも薫が好きです。
大学時代は、軽音楽部の部室に転がっているビックコミックスピリッツを読み、吉田戦車、和田ラヂヲ、中崎タツヤのじみへん、中川いさみのクマのプー太郎辺りが好きでした。
もちろん、しりあがり寿は別格で好きです。髭のOL薮内笹子が好きすぎて、当時は、掲示板などでのハンドルネームを笹子にしていました。そしてコイソモレ先生が特に好きなのです。
は!!!!!
ここまで書いて思い出したことがあります。そうだ、こんなことを書いている場合ではないのだ。
あの、小学校の学級文庫って、どんな本がありました?
私のね、通ってた小学校ってちょっと変だったと思うんですよ。私の学年だけだったのかな。わからないけど、学級文庫がホラーだったんです。
80年代ってホラーとか、オカルトブームというのもあったから、そんなのが影響していたのだとは思うんだけど、
それにしても...って感じのホラー漫画が多かったんです。というかホラー漫画がほとんどだったのですよ、学級文庫に。
古賀新一のエコエコアザラク、魔太郎がくる!!「このうらみはらさでおくべきか!!」懐かしいですね。ゾクゾクします。
楳図かずお、恐怖新聞、うしろの百太郎、日野日出志まで!!!今思えばトラウマ注意警報な漫画が目白押しでした。
学校から持ち帰っては日野日出志を読んで、うしろの百太郎を読んで、怖いのに読み、読んでは金縛りにあって。そんな毎日を過ごしていました。w
というわけで、一番好きな漫画は日野日出志です。
秘宝新聞美術鑑賞部の活動報告
『岡本太郎の世界』 byはつ子
3月、二人で岡本太郎展に行ってきました。
いつも珍道中な私たち。電車の中でのおしゃべりも尽きません。岡本太郎展は二人でとっても楽しみにしていたのです。
わー!とかあー!とか言いながら会場をぐるぐるするのですけどね、はぐれたり再会したりしながら見て回ります。笑
私は今回、人生二度目の岡本太郎展。
見終わってみると、もっともっと見たかったな。、
いつかまた岡本太郎展があったら、ぜひ行きたい。
また岡本太郎の作品に会いたい。強く思った展覧会でした。
若い頃に見た時とはまた違う気持ちで見ることができました。
自分も歳をとって、変化したのだろうか。
前に見た時にはよくわからなかった作品も、今見ると面白かったし、時代もあるのか、私の心の変化か、岡本太郎という芸術家の苦悩や戦いや自由さや可愛らしさをたくさん感じることが出来て、岡本太郎がたくさん語り掛けてくるような展覧会。
というわけで、岡本太郎展、立体作品もたくさん見ることが出来たし、作品数も多く、見ごたえがありました。
あの日の看板
内臓天国ですって。
札幌駅付近にある焼肉屋さんの看板です。
編集後記…
ナニハトモア~レトニモカクニ~モ…
秘宝新聞2023年春号、無事お届けすることができました。また夏号から始まります。紙で欲しい方、お申込みお待ちしています。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
………………………………ハツ子