ミッション、ビジョン、デシジョン、パッション
こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。
私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
個人も、企業も、地域も、あらゆるものはミッションから始まります。
何度も何度も繰り返しているので、
もう皆さんの耳にタコが出来てしまったかもしれません(笑)。
それでも、目的とは意志であると、私は使命を口にします。
監督を務めたラグビーチームにて理念を掲げ、
ミッションステートメントを作成しました。
リーダー自らが実践し、強い姿勢でパワーをぶつけました。
若かったからもあるかもしれません。
本当にこんなことでチームが強化されるだろうか?
清掃活動になにか意味があるのだろうか?
私にも、そんな風に疑心暗鬼になっていた時期があります。
山梨には、夢甲斐塾という志塾があります。
初代塾長は上甲晃先生。
松下政経塾で人材育成を行っていた方です。
知人に誘われ、私も9期に入塾しました。
上甲先生は「人生のテーマは何か」と、私たち塾生に語り掛けました。
私は「仕事とラグビーの両立」と、自分なりの答えがありました。
しかし、それでは足りないんです。
自分のことだけしか考えていないんです。
人の為、会社の為、そして初めて、国の為に何ができるか。
人生のテーマという根源的課題からは、
生きている限り離れることはできません。
上甲先生から初めて、
「生涯をかけて求め続ける」考えを教えていただきました。
人生の見方や風景、意識までもが変容した瞬間です。
上甲先生も、常々「若い人を育てたい」とおっしゃっています。
最近では、自分さえよければいいとか、目先が面白ければいい、
若者を中心にだいぶ年齢を重ねた方たちにまで、
そんな風潮があるように思えます。
相手の損得、みんなの損得、国全体の損得。
子供や孫の損得、地球全体の損得を経産して判断できたのなら、
それは一流の生き方ができる。
上甲先生の著書にも、おのれの一身の損得を超えて、
常に大きな損得を求めて生きることであると書かれています。
ひと昔前の日本人には、威厳、権威というものが備えられていました。
「語らずにして教える」「教えずにして教える」
生き様からその人のひととなり、人生観がにじみ出ていました。
厳しいことや、言わなければならないこと、そして志は、
「心の示す方向」であり、「心のものさし」です。
心のものさしに諮り、
「やるべきことはやる、やれないことは引き受けない」。
駄目だと思ったら放棄する、
無責任に放り出すのではなく潔く手放す選択が出来ることも重要です。
ミッションとは、「何の為にこの事業をやるのか」。
ビジョンとは、「どの方向に経営をリードしようとするのか」。
デシジョンとは、「四の五の言わずこれをやると決める」。
パッションとは、
「自分のチームにどのように志高き熱い思いを伝えるか」です。
LOGIC(論理と道筋)は、メンバーと一緒に頭を悩ませましょう。
勇気、元気、本気、やる気。「気」を持って取り組みましょう。
次回、デシジョン(決断)について、私の考えをお伝えしたいと思います。