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詩・歌詞

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#歌詞

「しろくろ」

「しろくろ」

僕の兄弟はみんな母さんと同じ色だった
僕はおばちゃんのくれるちくわが好きだった

冷たい箱には 白黒が3匹
雲が重たく泣き出しそうな日

知らないにおい、知らない景色 お腹もすいた
母さんもおばちゃんもいなくて最悪だ…

暗い箱の中には 白黒が3匹
ついに雨が降り出した

僕らは初めて車に乗ってここにやってきた
屋根があって 床がつるつる 寝床がフカフカだ

お腹いっぱいになった 白黒の3匹
初め

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「形而上のあなたと私」

「形而上のあなたと私」

朝弱い私 列車に飲み込まれ
向き合う報告書 2年後に笑う

見失ったテレパシーで答え合わせしたら
魂も世界も神もつながる
パルスの雑音が続くスピーカーから
直感の肌触りを探して

荒っぽい名所案内 やかましい場所
おまじないで誤魔化すなんて邪道

細く集まるビーム かわるがわる見つめる
時間も空間も抽象も物質も何がほんとなの
LEDの光る花摘んでブーケにしたら
移ろう現実を癒そう

「誕生石」

「誕生石」

3月の風に乗ってラジオの声がくる
今は履き慣れた靴で進もう
小さな変化みつけて磨いて

大雑把でも石ころ握りしめて
きっといつか叶えるカレンダー
アイオライトが輝く前に
風よ 届いて 気難しい未来に

自由奔放なふるまい 灰色のねこが付き添う
畑の道に埋まってた石ころ
サーモグラフィみたいな青紫の空

向こう見ずでも石ころ握りしめて
きっといつか叶えるカレンダー
アイオライトが青紫に
輝き 明日の

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