育児の話〜育児に登場する脅し言葉〜
今日は娘の昼寝のタイミングで
夫が寝たあとにを視聴。
子どもが変わる!魔法の言葉スペシャル!ということで、保育士である私も必見だった。
魔法の言葉がけが欲しい困ったシチュエーション街角のインタビューでは
・外で騒ぐ(飛行機や電車)→落ち着いて
・おもちゃをお片付け→おもちゃを捨てるよ
・真っ直ぐ家に帰れない→全て要望を叶えながら家に帰る
・ご飯を食べてくれない→お兄ちゃん見ててね
など、
それいい!という回答もある中、
保護者の口から脅したくないのに言ってしまいがちな声掛けも多数聞かれた。
食べたくない!子どものイヤイヤに対して神様見ててください!と演技を挟むという横澤夏子さんのやり方や、子どもをわざと煽ったりお腹の中を見てまだ入るよ!など声かけをする藤本美貴さんの声かけも面白いなと思った。
これを踏まえて保育士さんがどのような声かけをして子どものやる気を引き出しているのか、保育園に密着するという。
片付け編
片付けたくない子どもに対して
→この子(このおもちゃ)のおうち知ってる?→片付けたら褒める
→おもちゃもねんねだから片付けようか・おもちゃさん助けてあげて→おもちゃを擬人化する
椅子を片付けるときに引きずってしまう子どもに対して
→力持ちで持てる?力持ちで持ってほしいな(見せながら)→わかりやすい言葉
ごはん編
苦手なご飯を食べてほしい
→〇〇サウルスプリンセスなどになりきって食べてもらう
→スプーンを電車に見立てて食べる。子どもは踏切を手で表現する。
スプーン使ってほしい
→スプーン使って食べれたらお兄さん・お姉さんみたい
移動編
静かに廊下を移動してほしい
→みなさんは忍者さんです
→透明人間になって行こう→ごっこ遊びの延長で楽しく
くるくるしながら移動してしまう
→ドラえもんで行こうか→その子の好きなキャラクターの真似をしながら移動。
と現場の保育士さんのやり方を紹介してくれた。
なるほどなと思うところもあったが、
どれも、達成した時に褒めていた。
この褒めのテンションが高すぎると、
またそれはそれで問題が発生するのではないかと勝手に想像して見ていた。
おもちゃの擬人化などはモンテッソーリの考え的にはNGだろうなとかも思ったり…
子どもに対して、番組で紹介されていた脅し文句を今まで言ったことがなかったので、
今後も声かけに対して自分の言動に時々振り返りの場面を加えて、
子どもとの自宅での日常を良いものにしていきたいと感じた。
おそらく脅しと分類される声かけは、一度使うと労力に対する変化が即座に得られやすいその手軽さに故に依存して大人側も依存しやすい。そして真似されやすい。
どんな声かけをするのか、目的や狙いを定めて同じ目線で向き合う。
これは、子どもの人権に関わる大事なことだと再認識させられた。
気になる方はTVerやAbemaで見逃し配信をされているので、見てみてください。
(2024年10月29日放送分)