【ざっくり】海外撮影コーディネターとは?
ロサンゼルスを拠点にする映像制作会社、
ハイボルのコーディネーター、TSUBASAです。こんにちは。
ハイボルのホームページはこちら!(www.highvoltageusa.com)
今回は、よく質問を受ける「海外撮影コーディネーターって何?」について書こうと思います。
弊社では、北&南アメリカ大陸での撮影を主に行っています。
大まかに分けると、海外コーディネーターの仕事は下記の6ステップです。
初級編として、ものすご〜くざっくりと説明をしたいと思います。
STEP 1:撮影の依頼
海外で撮影したいというご依頼を受けます。
その後、具体的な撮影内容、取材対象者など詳細をクライアントと打ち合わせます。
STEP 2:リサーチ&撮影申請
基本的に、アメリカでは撮影の許可申請を行う必要があります。
州によってルールが異なるので、各州の撮影申請先であるフィルムパーミットオフィスに連絡。そこでどのような申請書類を提出し、どの程度の期間が必要かなど詳細を確認します。
場所によってまちまちなので、どのくらいで撮影申請ができるかは断言しにくいんですが、おおそよ2週間から、長くて一ヶ月程度だと思ってください。(撮影場所によって、ルールなど全てが異なるので、詳細を知りたい方はご相談ください)
撮影の申請に関しては、また今度、詳しくお話ししますね。
STEP 3:撮影の準備
撮影申請がまず一番なのですが、そのほかにも色々とやる事があります。
・取材対象/ 出演者との交渉
・撮影機材の手配
・撮影クルーの手配
・クルー宿泊先の手配
・飛行機やレンタカーなどの手配
・スケジュール作成
・その他必要な物の手配
などなど、細かなものをあげると、今回の内容では収まらないほどです。
もちろん、撮影の内容によって毎回バラバラです。
そこに対応できる力はとても重要になります。
STEP 4:クルー到着
日本から渡米されるクライアントを空港までお迎えにあがります。
その後の流れは様々ですが、一度、顔を合わせ、打ち合わせる事が多いです。撮影場所の下見を行う、そのまま撮影という事も少なくありません。
役立つ業界用語 その1:ロケハン
ロケハンとは撮影現場を下見する事です。英語だと「Location Scout:ロケーションスカウト」と書き、ロケハンとは言わないんです。「ロケハン」とはそもそも和製英語で、日本映画初期、アメリカへ移民したヘンリー小谷が、ハリウッド映画現場で培った知識と技術を日本に持ち帰った際にできた言葉と言われています。
通訳するときに、間違えて「ロケハン」って言ってしまった事がありました。英語ではないので、基本伝わる事はなく、「何言ってるんだろう?」みたいな反応されます。今ではいい思い出です。
STEP 5:撮影
ここでやっと撮影となります。クライアントが満足できるかどうかは、準備段階で決まると言っても過言では無いかもしれません。
旅行の準備がきちんとしていれば、素敵な旅が待っているのと同じです。
撮影に入ったら、クルーのお手伝いを行います。
通訳をしたり、撮影スケジュール管理、出演者への事前連絡のやり取りなど、業務は多岐にわたります。運転もしますし、カメラマンとしても働く事だってあります。
撮影がスムーズに、満足いくよう全力でサポートするのが仕事です。
STEP 6:帰国
クライアント、クルーを空港まで送迎、お見送りして終了です。
返却する機材などある場合は、機材返却を行います。
初級編なので、あまり詳しい内容は書いていませんが、どうでしたか?
華やかに見える撮影も、色々な準備を経てたくさんの人々の協力のもとに成り立っています。一人ではできない、みんなで協力するからこそ良いものが出来ると思います。
弊社では、YOUTUBE、企業PV、テレビ、コマーシャル、ミュージックビデオ、映画など、どのような内容の撮影も対応させて頂いておりますので、お気軽にご連絡ください!
お問い合わせは、info@highvoltageusa.com もしくは、こちらまで。
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