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「国内製造」表記の意味

法を言葉で抜け道を作る官僚、踊らされ騙される国民。
日本の行政も政治家も官僚も誰も責任を取らないように文章や発言を使用する。呆れるような「記憶にございません」あたりからおかしな日本、行政も文章回答を黒塗りやら拒否やらで・・・・・・。
今回のリンク記事は食べ物です。
ことわざに、「四里四方に病なし」があります。
地産地消といわれるはるか前から昔の人は知っていたのです。
身近で採れた物が体によいことを。

「小麦粉(国内製造)」。
スーパーに行って食品の裏の表示欄=写真=を見るとこう書いてあることが多いです。
うどんの乾麺は、ほとんどがこうです。
とても心配なことが二つあります。
一つは、原料原産地が表示されていないので、どの国で、どのような方法で栽培されたかが分かりません。
遺伝子組み換えやゲノム編集の有無、施肥の方法や量、除草剤を利用しているのか─なども不明です。
カナダ、アメリカ産などの表示があれば広大な農場で、工業的に農薬や除草剤を駆使して効率追求で育てていると想像できます。
私は買いませんが。

もう一つは、国内で固定種の種を自家採取して化成肥料に頼らず、除草剤や防虫農薬も使わずに栽培した生産者の「表現の自由」も、生活者の「知る権利」も阻害されていることです。

食品表示法により、原料原産地の表示が義務付けられています。この大原則で、困る人たちが考えたのが「食品表示基準第3条」です。
「対象原材料が加工食品であるもの」について、「国内で製造された旨を

『国内製造』と表示する」法の抜け道ですね。

これで加工業者は、大手を振って廉価な輸入原料で製造販売できるようになりました。安心安全より、コスト優先です。
2020年に内閣府が実施した「食料・農業・農村の役割に関する意識調査」。国産品と輸入品の選択に関する意識は、12年の同調査と比べ、国産品を選択するものが89%に増加しています。
国産が無条件に安心ではないですが、やはり「国産神話」はあります。食の安全は自分で守らないと|、との意識の変化なのでしょう。
ことわざに、「四里四方に病なし」があります。
地産地消といわれるはるか前から昔の人は知っていたのです。
身近で採れた物が体によいことを。