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コロナは忘れたころにやってくる
今日は秋の清々しい天気。絶好の機会と新宿御苑に来ています。
新宿御苑はなかなかの盛況で、そこここに人が行き交い、芝生では多くの人が寝転んでいます。
こんな長閑ななかにいると、東京がまさにコロナ禍にあることがウソのように思えます。
正直な話、自分はコロナ禍の最中であることをこのところほとんど忘れていました。コロナ自粛ムードが薄れていることも相まって、気がつけば、コロナのニュースを観ても、自分に関係することとしてまったく意識しなくなっていました。
こういう意識の低下は自分だけではないみたいですね。いつまでも緊張した気持ちを続けていられないし、慣れてしまうということもあるでしょう。
そんな油断しきっている自分のもとに、親しい友人達から、立て続けに、コロナの災禍に見舞われた情報が届いたのです。
ひとつは小さな法律関係の事務所です。
友人が勤めるその事務所に陽性者が出たのです。
感染間違いなしと分かった段階で、友人は「まさか!」と思ったそうです。あれだけテレビで報道していても、まさに自分ごととして降り掛かってくるとは夢にも思わなかったと言っていました。
彼だけじゃなく周りもみんな不意を襲われたみたいで、何からどうするか分からず、みんなしてしばらくは手を束ねているばかりだったと言います。
その陽性になった従業員は、
そもそもはプライベートで4人で食事をして、そのうち2人から陽性が判明して濃厚接触者と認定されたのですが、熱などの症状はまったくみられなかったものの、検査を受ける前からすでに味覚がなくなっていたみたいです。
濃厚接触者と事務所で把握した段階で、すぐにその従業員を自宅待機にしたのですが、感染がほぼ疑えない者が出たのに、その自宅待機指示以外は、検査結果が出るまではなかなか動き出せなかったとのことでした。
それわかるなー、と思いません?
実際自分の会社で出ても、きっと同じくなかなか動き出せないでしょう。
さて、小さな事務所で万一クラスターが発生したりしたら、事務所そのものが飛んでなくなってしまう…そんな気持ちでジリジリしていたところ、不意をつくように、その従業員とは別の従業員から陽性者が出て(感染経路はまったく別とのこと!)、大急ぎでパソコンを各従業員の自宅に送りつけ、テレワークに切り替えたそうです。
結局その2人以外はみんな陰性で、収束できたようです。しかし、自分の職場の危機をほんの身近にあるものだと感じて恐ろしかったといいます。
ニュースで今日の陽性者〇〇人とかってやってるけど、そのうち2人が所員なんだなあと思って、初めてただの数字じゃなく、具体的な人間の数として意識したよ、という友人のつぶやきが印象に残りました。
その話を聞いてからほどなくして、別の友人からも会社でコロナ感染が発生したと報告がありました。
今度は介護施設!
なんと入所者さん職員含めて12人も陽性者が出たとのことです。
以前に私は介護施設で働いていたので、それがどれぐらい大変なことか想像がつきます。
入所者さんについては、完全防護で病院搬送…結果的には重症者はいなかったそうですが、いやー、とにかく大変だったと述懐してました。
ひとつ意外だったのは、今は保健所が施設を消毒するんじゃないんですね。施設職員が保健所の指導を受けて自分たちで消毒したみたいです(それもまったく心からご苦労さまですね…)。
う~ん、
これらの報告を受けて思いました。
自粛なんて必要ないみたいな風潮だけど、新規の感染者は多く、まったく減る気配がないがないわけだし、油断しきっている今が実は最も危険なのではないか…
陽性者が出たらシャレになりません!!
もう収束したつもりぐらいになっていた自分はホントうかつだったと心底思いました。
コロナは忘れたころにやってくる…どうかみなさまもゆめゆめ油断なきよう。