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大人の社会にも『いじめ』はある

【教訓】
①困った時は第三者に救いを求めよ
②できうる限り多くのものに事実を伝えよ
③公的機関、相談支援センター、ハラスメント防止委員会に相談をせよ
④あなたが全てを1人で背負い込む必要はない
⑤あなたはスケープゴート(罪を背負う人)にならなくていい

自分は勤めていた会社で陰湿な『ハラスメント』を受けて、2024年3月末日を持って、やむを得ずに仕事を離職した。

『ハラスメント』と言えば聞こえは良いが、要するに、これは『いじめ』だ。大人になっても『いじめ』はある。

自分は障害者雇用の非正規雇用として、大手自動車会社の事務職として働いていた。そして、不正を指摘したらやり玉にあげられ、耐え忍ぶことが出来ずに退職届を出した。

2024年は各自動車会社では不正が明らかになった。末端の事務職でも些細な不正は行われていた。

その時に、冒頭で書いた教訓が自身の心にあれば助かったかもしれない。不安と恐怖、不気味な笑いでひしめき合った場所で仕事をするのは過酷すぎた。
第三者のハラスメント委員会に事実を言えばよかったと思う。自分1人で解決しようとしていたんだ。


でも、人生観がガラッと変わってからは、いじめられたからこそ、人の痛みが分かるようになったのだと思っている。


前職とは今後関わりを持たないが、自分はいじめられる側の気持ちを知ることができた。
自分は今までいじめられることを経験してこなかった。
背も高く体は大きい。頼りないところは大いにあるが、芯はあると思うので、これまで『いじめ』を受けなかった。

自分には全て1人で抱え込んでしまう癖があるし、スケープゴート(人から頼られたり、罪や責任を背負う対象者)となってしまう傾向にあるのだと思う。

一見、強そうに見えるが、精一杯の虚勢をはっている。
仕事は仕事、私生活は私生活と割り切って仕事をしていたが、陰湿な『ハラスメント』は徐々に酷くなってきた。

出社前の朝は吐き気を催して、トイレに駆け込んだ。太田胃散を水で流し込む。こんな生活が2ヶ月ぐらい続いた。気付かぬうちに躁状態にもなっていったのだと思う。

『自分は強い、非正規雇用から正規雇用になるためには、上司から認めてもらわないといけない』

正規雇用となれば組合に入れるし、給与も安定する。念願の家庭を持つことができるかもしれない。今は踏ん張りどころ。何とか今をやり過ごす…。

でも、現実は違った。

だんだんと躁状態から被害妄想が出現してしまったのだ。自分の苗字は珍しい。会社内の誰かが、実家に来て悪さをするかもしれない。

親会社から出向してきた取締役が、窓際に座り、機嫌の悪い咳払いをし続ける。
『どっかに、行け』といった咳払いだ。

心がザワザワとした。自分のせいで家族の身に危険が及ぶ…。

冷静に考えれば家族を襲う事は限りなくゼロに近いのだが、当時の自分は気が気でなかった。

ちなみに、どういう『ハラスメント』を受けたのか?
それは、説明のしようができない『テクノロジーハラスメント』だった。略称、テクハラと呼ばれ、ITに詳しくない人に悪意をもって嫌がらせを行う。

自分の教育係から度重なる『テクハラ』という嫌がらせを受けた。彼は少し怯えていたし、涙を浮かべることがあった。もしかすると、上司から指示を受けた?

躁状態にあったであろう自分は不正に対して、強めに指摘した。

いずれにせよ、障害者雇用として民間で働くのは自分には合っていないことが分かった。
そして、不正を行い見過ごす会社は長続きはしないだろう。

冒頭で示した教訓を基礎にして、何が得意で、何が苦手か、自己分析ノートを作って今は書き溜めている。

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