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運動と免疫システム
運動を普段から行っている人はそうでない人と比較して免疫が強く病気になりにくいイメージがあるかもしれません。
それでは実際に運動は免疫機能にどう影響するのでしょうか。
マウスを使った実験で運動を行わないグループ、適度な運動を行うグループ、そしてハード運動を行うグループの3つに分けインフルエンザウイルスにさらしました。適度な運動を行ったグループは運動を行わないグループに対して2倍近く感染しなかったようです。しかしハードな運動を行うグループが最も感染率が高かったと言われています。
実際に人間に対して実験を行うことは難しいですが、とあるマラソン大会のデータでは1週間100km近く走るランナーは風邪をひきやすい傾向にあるようです。これは主に体の炎症作用と免疫作用のバランスにあるようで、ハードな運動を行った後は炎症作用が強く体の免疫作用を妨げていることが考えられています。(参考)
もちろん個人の体力レベルで同じ運動でも感じ方、体への負担はことなってきます。普段から20-30kmを走るトップランナーからすれば10kmのジョギングは非常に楽な運動になりますが、普段運動を行わない人にとってはかなりハードな運動です。
他人との運動量の比較よりも自身のレベルに合わせて運動を継続することが免疫機能の向上に繋がります。
運動のほかにも食事、睡眠も免疫機能に影響を及ぼします。運動をしたらリカバリーをしっかりとることを意識しましょう。
ハイアルチでは低酸素環境といったプラスの負荷が加わります。血中酸素濃度を下げた負荷は普段運動でかけることのない負荷ですので頑張り過ぎて日論困憊にならないように気を付けましょう。また運動した日はしっかり睡眠、栄養を取るようして運動効果を最大限に生かしてみましょう。