悩みの種、その後。 〜アーユルヴェーダの施術に「!」が止まらなかった件〜
※この記事はガールズトークですので男性はご遠慮ください。と書きつつ、まあ見ちゃうのかなって薄々感づいてますよええ。
でも、今回ばっかりはマジでご遠慮ください。
あなたのためだから。
今おりますのは東南アジアの宝石バリ島でして、ルンルンしすぎてすっかり忘れていました。多くの皆さんにご心配をおかけしました、私の便通問題およびアーユルヴェーダ体験の結果をお伝えします。
<前回までのあらすじ>
便器に横たわる神の白い大蛇を見てしまった姫33歳は、8日間の便秘という恐ろしい呪いをかけられる。苦しむ妙齢の姫。
そこにケララ州の秘術を見につけたマニック王子29歳が白馬に乗って現れ、手を差し伸べる。「さあ、行こう。アーユルヴェーダの国へ!3日で3000ルピー(6000円)也!」
下っ腹を押さえつつ、凛々しい王子に連れられ着いたのは、腹黒大王ヒダイと美しい召使いディンシーの待つコンクリ製の東屋だった。姫の運命やいかに!
はい。じゃいきます。
初日は勇輝を連れて行き、「施術中にマイハズバンドが写真を撮ってもいい?」と聞いてみた。
マネージャーのヒダイ39歳は驚愕し、実際に施術する女の子ディンシー22歳は真っ赤な顔で「ダメよー」と慌てている。
前代未聞らしかった申し出は、結局もう1人の女の子が撮ってくれることでおちつく。勇輝が一眼レフの操作を教えている。
私は部屋に入り、服を脱ぐ。パンいち。
ガウンかせめてタオルかなんか・・・なかった。
ガーン。これでいくのね。
今日に限って黒いメッシュのパンツで長州力みたいだけどまあいいか。
椅子に座りヘッドマッサージ開始。
程なくして勇輝が入室。キャー!マイッチング!なぜかすごくハズい。
スタッフの子、一眼レフがお手上げだったらしい(インド人の多くは「半押し」ができない)。
パンいち写真を何枚か撮ってもらう。
この時点で私はなぜ夫に写真をお願いしたのかよく分からなくなっていた。。
一旦勇輝が退室し、全身ボディマッサージ開始。
木の台にうつ伏せに寝ると、パンツをぶりっと尻の下まで下げられる。
オイルをかけられ、だあーーっと全身、パンツも尻も関係なくダイナミックにマッサージ。ああお気に入りのパンティじゃなくてよかったわ。
「もうよいのでは?」と不安になるまで背中をしっかり揉みほぐし、足を開けた状態にされ足も1本1本丁寧に。
パンツがずり落ちている私は「大丈夫?ソコカラ何ガ見エル?」と多少焦りながらも、強めの圧でリンパを流されふうー、最高だった。
肩を揉まれながら「プレッシャーはどう?」と聞かれ、呆けた顔で「エクセレントー」と答える私。すると、私の頬を小さくつねりながら、可愛い語尾の上げ方で「サンキュっ」。
「なんだこれーー!」思わず赤面する俺。かなり古い型だが男子だったら完璧オチているはず。
男性と付き合ったことがないというディンシー22歳処女恐るべし。
さてパンツを気持ち上げて仰向けになり、また丁寧に。
頭のほうに立たれ、乳をぶりんぶりんやられたときは驚愕と動揺を隠すのに必死だったが、真剣なディンシーの表情に落ち着きを取り戻す。
大量のオイルにまみれ温かくて気持ちいい。
しかし途中で、ギラギラした自分の身体に、めちゃイケ初期の「油谷さん」を思い出してしまい、それからは油谷さんのダンス姿がチラついたり、油谷美和って名前の相性を考えたり彼のその後を心配したりして、ちっともリラックスできなかった。
約1時間のフルボディマッサージ終了。
さあ最後が名物「シロダラ」ですわ。
カメラマン勇輝入場。
「私、もしかして、あぶらた・・・」
やめた。妻にもプライドはある。
(プライドのある妻はこんな時旦那に写真をお願いしない)
広告に必ず写真が出るシロダラは、アーユルヴェーダの代名詞と言ってもいいでしょう。
しかしイメージとのあまりの違いに私も勇輝も「!」という字幕が出まくりでした。
まず、油もといオイルが入らないように
耳や目に脱脂綿をした容貌は
かなりグロいという件。
温めたオイルを頭の上の壷に入れるのは
洗面器だった件。
部屋に飾ってあるポスターは、カーリー神が生首を手にシヴァ神を踏み潰している
リラックスと対局にある絵だった件。
頭に延々オイルを垂らし続けるだけで1時間弱、
その間油谷さんな身体はほったらかしな件。
(画像自主規制。再度言いますが黒いパンツ着用中です)
いろいろな「!」がありましたが初日は終了。
なんか全然リラックスできなかったけど、身体はまあ軽くなった。
「シロダラは精神に効くから、今日は安眠間違いなし!」だそうだ。ふーん。
さて、もう充分だという顔なさってますね。
分かりました。2・3日目のことは割愛します。
1点、申し上げたいのは、翌日からパンいちではなく全裸でした。
私の羞恥心は今もケララに置いてあります。
かしこ。
そうそう。アーユルヴェーダを申し込むと、症状にあわせ食事制限を言い渡されるのですが、これが話を聞いた4箇所それぞれ微妙に違った。
一番厳しかったのは、期間中は完全なピュアベジタリアンになるように言ってきたとこ。
NO 肉、卵、ビア、油。野菜しかダメ、夜はサラダとチャパティのみと。背筋が凍りました。
不思議なことに、その他のところではチャパティがNG。水をすごく吸うからダメだと。どないやねん。
その他も大体同じで、野菜食え、油・唐辛子は極力ゼロに、水を1日2~3L飲め、フルーツ食え、フルーツジュース飲め、でした。
フルーツはとくにバナナを食べるように言われたのですが私バナナだけは嫌いで……ところが1人だけ、バナナだけはダメというドクターが。
それが私の選んだマニック王子なのは言うまでもありません。
一体なにが本当なのでしょうか・・・。
まあ南インドはベジタリアンも多くメニューも多いし美味しいので、大体の感じで守っていこうってことに。
こんな感じのメニューを1日1回は取り、水も大量に飲みました。
あとは処方されたアーユルヴェーディックメディスンを飲み始めました。
そして気になる結果ですが!
施術を受けていた3日間、まったく出ず。
とくに安眠でもなく。
親も先生も信じられるもんかと腐りかけ非行に走りかけた、術後2日目。・・・から本日まで!
なんと毎日出ております!!!
(パーンとここで くす玉)
「祝!快便!」「逆転勝訴!」
ありがとう!ありがとう!
凱旋カーで町をパレードしでっかい金の杯で酒をあおりたい気分です。小泉さんの「感動した!」という声が響き渡ります。
思えばここまで長かった。社会人になってからというもの便は3~4日おきのものだと思い込んでました。
やっと真人間になれました。新しい世界。生きるってステキです。
これからも、しっかり運動、たっぷりお野菜、ピンクの小粒には手を出さず、日々精進してまいります。
ご静聴ありがとうございました。
(MIWA)
PS:ちなみに油谷さんはこちらです