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元作詞家の「おススメ•LADIES' POP ①」
私は女性アーティストたちが聴かせてくれる、時に軽快で、そして時には切ない数々の名曲をこよなく愛するファンの一人です。主に70年代終盤から90年代初頭にかけての作品です。同時期にはシティーポップと呼ばれ、未だ多くの人々に愛されるジャンルが存在しますが、それも含めて、もう少し裾野を広げた選曲になります。
日本人の感覚に刺さるメロディーに、ロマンチックでドラマのある詞が乗る、何とも〝気分〟にしてく
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ④」
♬ 私のハートはストップモーション桑江知子
1979年リリース、桑江知子さんのデビューシングルです。いきなり化粧品メーカーのCM曲に起用されたところに事務所のパワープッシュを感じます。“ああ 私のハートはストップモーション”というサビからの曲始まりとそのキャッチーなフレーズ、テレビCMで聞いて以来とても耳に残りました。作曲は都倉俊一氏、作詞が竜真知子氏の大御所コンビが生んだ楽曲に彼女の軽やかな
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ⑤」
♬ Everything亜蘭知子
この程、制作会社Beingに触れたこともあり、五番目におススメする女性アーティストは亜蘭知子さんです。
彼女は先述の長戸大幸氏や織田哲郎氏等と共に、Beingの創設に参加した初期所属アーティストの一人です。19歳で作詞家としてデビュー後自身のアーティスト活動に加え、1987年には織田哲郎、TUBE等と「渚のオールスターズ」を結成し、ここでも作詞を担当しながら
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ⑥」
♬ Dreamin' Lady和田加奈子
1985年デビュー、東京芸大美術学部彫刻科を卒業の異色アーティストです。彼女も東芝EMI主催のコンテストでグランプリを獲得しデビューのきっかけを掴んでいます。美術から音楽へと、まさにアーティスティック性の塊のような方ですね。
「夏のミラージュ」や「悲しいハートは燃えている」等アニメ “きまぐれオレンジロード” のテーマ曲を唄ったアーティストとしてご存
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ⑦」
♬ ニートな午後3時松原みき
今回のアーティストは言わずと知れた、特に昨今改めてCITY POPの代表格として話題の松原みきさんです。
1979年のデビューシングル “真夜中のドア〜Stay With Me” で数々の新人賞を獲得した彼女もまた真の実力派シンガーであります。ジャズシンガーだった母親のいる家庭に育ち、幼少期からジャズを中心とした様々なジャンルの音楽に親しんでいたという事実がその
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ⑧」
♬ シンプル・ラブ大橋純子
大御所の登場です。私も尊敬する完全なるスーパー・ヴォーカリスト大橋純子さんです。ジャニス・ジョプリンを敬愛し、数多くの洋楽に触れた経緯からこの歌唱力が生まれました。洗練されたポップスを唄えばその実力は “本物” として一二を争うシンガーです。
1974年にデビューの後、1976年に後のご主人となられる佐藤健氏を中心としたバックバンド「美乃家セントラル・ステイション
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ⑨」
♬ I Will上田知華
彼女が亡くなってちょうど1年が経ちます。昨年の9月癌により…64歳でいらっしゃいました。度々申しますが高い才能程、神から早く呼ばれるものなのでしょうか?
幼少からピアノを学びクラシック畑のアカデミックなバックグラウンドを持つアーティストです。1978年のデビューは、ピアノとヴァイオリン等弦楽器によるバンド
「上田知華+KARYOBIN」
としてのスタートでした。当時
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP ⑩」
♬ 探偵物語薬師丸ひろ子
彼女については今更あれこれの説明は不要でしょう。歌手であり、それ以前に大女優である薬師丸ひろ子さんです。中学一年生で女優デビューされ、今でも演技に唄にご活躍ですね。
数ある彼女のレパートリーから私が〝この一曲〟を選択すると、どうあっても ♬ 探偵物語 になってしまいます。
恐らく多くの方々には、映画イメージ→主題歌の印象がお強いのではないかと思います。少なくとも音楽
元作詞家の「おススメ•LADIES’ POP 最終回」
♬ 白いページの中に柴田まゆみ
この企画は今回を最後にします。ラストの回でどうしても取り上げたかったのは柴田まゆみさんです。以前にも書きましたが、その昔ヤマハポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)という、後にビッグになる多くの有名アーティストを世に送り出した音楽コンテストが存在しました。
彼女もこちらへのエントリーをきっかけに1978年当該楽曲でデビューしています。因みにその際、第15回