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おとり広告:みんなの忘れたニュース

忘れられたニュースについて語る

一時的に注目を集めたけど最早話題にされなくなったネガティブなニュースを、今さらながら思い返して、私見を交えて語ってみたいと思う。

忘れた方がいいこともあるが、忘れずに思い起こすべきこともある。人間は歴史から学ばなければいけないのだ。

話題はみんなの忘れたニュースBOTさんより

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おとり広告

概要

スシローが2022年6月9日に、消費者庁よりおとり広告を行ったとして景品表示法に基づく措置命令を受けて話題となった。具体的には「うに」とか「かに」の商品を宣伝していたが、全国の店舗の9割は提供できない状況だったらしい。

おとり広告は、購入できないものを購入できるように表示することで該当する。景品表示法が規定する不当表示、とやらのお仲間だそうだ。

消費者庁よる措置、どういった措置があったのだろうか。

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目に見えるリスクがない措置

「おとり広告」に対する措置ってのが、具体的にいくら課徴金みたいなペナルティではなく、事業者名の公表や措置命令だけだそうだ。

つまり今回の「うに」とか「かに」の商品の提供・宣伝を取りやめてごめんなさい、で済む。

実際にはこういった報道を受けて、一時的にスシローの売り上げは低下しているだろう。事実、大手回転すしチェーンで6月の売り上げが前年同月日で低下したのは「スシロー」だけ。

でも、低下したとはいえ前年同月比97.5%にしか過ぎない。国からアカンやで、と言われて2.5%しか前年比で減少していない。

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顕在化してないだけで腐るほどあるよね

おとり○○ときいて、思いつくものはなんだろうか。

私は「おとり物件」だった。不動産仲介会社などが、好条件の物件情報を流し、それに対して問い合わせると

「もう売り切れてて…でも同じようにいいのがあって…」

という定型文を聞かされる奴だ。

おとり物件については、もはや国民の多くが「そういうのがある」と理解していて、仲介業者も業界の負としてやめよっかという風潮が数年前からある。クリーンになっていっている、はず。

ただこれはあくまでわかりやすく顕在化して、問題となっているからである。

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おとりじゃね?

気づかないだけであらゆる場面で「おとり広告」の被害に何かしらあっているんだろうと思う。そこにはそもそも気づいてないから「損した」感覚はないが、それでしめしめ…と儲けている輩がいるのではないかと思うと腹が立つ。

とはいえ、純粋に、一時的に、商品提供できないこともあるだろう。

そこで「おとりじゃね?」と勘違いしては、昨今のSNSが形成する監視社会のような生きづらさを産んでしまうことだろう。

そんな状況を産まないためには、もっと「おとり広告に対する措置の厳罰化」だろう。あおり運転が厳罰化されたように、みなの認知として「悪いこと!」にしていくべきだろう。

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それでも私は週末に家族が回転寿司を食いたいといえば、なんも気にせず最寄りだからという理由でスシローに行っている。

あー、、、すまんす!

気を付けるっす!


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