2024/7/19 古い価値観を超えて:雑談がもたらす心理的安全性
雑談の価値をご存じですか。
静かに一生懸命に仕事をしているように見える職場ほど、実は非効率。
コミュニケーションのロスが生産性低下をもたらすのは、組織論の常識になっています。
どんなにITツールが便利になろうとも、相互の信頼関係を欠いてはコミュニケーションは成立しません。
その本音を理解するためのリアルな息づかいは、決してデジタルでは伝わらないのです。
さて、時代が変わり、最適解も変わっています。
しかし、古い価値観を押し付けていることに気づかない人もいます。
いつまでたっても変われないのは、ある意味で老化現象かもしれません。
日本社会が停滞しているのは、古いオッサン文化が根を張っているからかもしれません。
一方で、今の若者、とくにZ世代は、成長意欲も自分たちの価値観もしっかりと持っています。
ただし、上から物を申す人にはついていけない、言いづらいから言わない。
また、日常的に見張られているような関わりを嫌います。
逆に、これらに気付かなければ、いつまでたっても心理的安全性など程遠いでしょう。
大切なのは、相手が求めている距離感を意識すること。
世代間の価値観の違いを理解しようとする姿勢を持つこと。
この意識をもっていれば、他愛のない雑談のなかにも、新しい発見や理解が生まれるはずです。
雑談をきっかけとして、相手の知らなかった一面を知る。
何気ない会話が、相互の理解を深める機会にもなる。
それが世代を超えたコミュニケーションにつながり、互いの価値観を尊重するようになる。
そんな職場づくりが、これからの時代には必要不可欠なのです。
素敵な週末をお過ごしください。
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