人は、その人がイメージできる限界までしか成長できない

この2023年10月から、新たに「㈱クリアー」という会社を設立し、そちらの代表に就任することになりました。この会社は現在所属している㈱藤原農機の100%子会社で、企業向けのコンサルティングや教育研修などが主な事業領域になります。

藤原農機では日本一の農機具通販サイト「アグリズ」の運営や物流センターの構築に加え、たぶん世界初の「農機具宅配レンタルサービス」の立ち上げ・運営などを歴任してきました。これまでこのnoteでは事業を運営していく上で起こった事例の発信、学びのアウトプットが多かったように思いますが、これからはそういった事例が自社だけでなく、地元和歌山をはじめ全国各地の様々な会社に広がっていくことになりそうです。

あ、農機具の仕事については後任に引き継いでおりますが、主に執筆活動をメインに引き続き精力的に活動しておりますので、SNSなどでおすすめの草刈機や農業に関することも気軽にご相談くださいね。

この10年を振り返ってみると、前半は何に追われているんだ？と自分でも思うぐらい一足飛びの全力疾走の日々で、最後には大失敗も経験しました。
そんな経験もあってか後半はしっかりひとつひとつの経験を踏みしめて、自分の人間性と向き合い続けた日々だったように思います。特にMG（MQ戦略ゲーム）研修との出会いが大きかったですが、人としての向上に努める姿勢は、これからもずっと変わらないと思います。

先日、和歌山で自社主催のTOCシニア研修に参加しているときに、「人生の業務フロー」というものを作ってみました。本来、自分の仕事をフロー図に書き起こし、その中にあるボトルネックを特定するというワークなのですが、それを人生計画に応用してみたというわけです。（実際に見てみたい方はいつでもご連絡ください）

自分の人生計画の中では比較的容易にボトルネックを見つけることができたのですが、この業務フロー図の外にあるもっと大きなボトルネックとは何なのか？という考えも同時に浮かびました。

TOCの業務フロー作成プログラムでは、「①タイトル、年月日、氏名を書く」という工程を一番最初に通ります。これは、「何をしたいのか・どんなフローを作りたいのかをまず決める」という風に解釈しています。

それを踏まえて、自分がどんな人生を送る予定なのかというタイトルを具体化したときに、「自分がイメージする最良の人生」とはそのタイトルそのものであるということに気づいたのです。

これはつまり、今回の表題でもある「人は、その人がイメージできる限界までしか成長できない」ということなのです。

ボトルネックは悪ではなく、意味を決めるのは人間です。なので、自分が選ぶ人生にも同じく良い・悪いは存在しません。良い人生だったかどうかを決めるのは自分自身であり、他人の評価でもあります。

今までの農機具屋もこれからの企業サポートも、「お客様のお困りごとを解決する」という意味で本質的にはあまり違いはありません。その中で経験上言えることは、人は、心の底で望んでいる方向に自ずと進んでいく性質を持っているということです。

つまり何が言いたいかというと、現状維持をどこかで望んでいる人には現状維持のサポートしかできないし、現状打破を心から望んでいる人には、私たちはそのサポートをすることができます。そして、そのマインドを育成するためには外に出て切磋琢磨しなければならないのですが、現状維持を心の奥底で望んでいる人は意外と多い。

社会人になったころ、「イメージしたことの半分ぐらいはだいたい叶う」と大先輩に言われたのを今でも覚えています。どんな小さくささやかなものでも、夢を目標として、それを「人生のタイトル」のように宣言すれば自然とそちらの方向に転がっていくんだなぁと、今このタイミングで実感しています。

自分が20歳ぐらいのころにイメージした大きな夢は、形を変えつつ少し前倒しで進捗していますが、これからも実践者として、自分のイメージの限界、そしてその先へ進んでいければいいなと思います。

↓前回の記事はこちら

★筆者のお仕事

「新しいことをしたいが現場が回らない…」
「経費をおさえて収益アップしたい…」
「ITを導入したいが人材がいない…」

株式会社クリアーは、そんな小規模事業者さんのための事業開発パートナーです。
個別支援料は内容と予算に応じてお受けしておりますので気軽にお問い合わせください。
なお、スポットの個別相談もお受けしておりますので、その際は焼肉代を負担してくださいｗ

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