ひがしなおと@事業開発&科学経営サポート

株式会社クリアー 代表取締役 和歌山県内を主な拠点として、MG・TOCなどの研修プログラムを企業や個人向けに多数開催。 会計や経営・中小企業のDXやデータ分析の知識、豊富な実務経験を活かして個別企業支援を行い、「智慧のある経営」を地方企業に導入。

ひがしなおと@事業開発&科学経営サポート

株式会社クリアー 代表取締役 和歌山県内を主な拠点として、MG・TOCなどの研修プログラムを企業や個人向けに多数開催。 会計や経営・中小企業のDXやデータ分析の知識、豊富な実務経験を活かして個別企業支援を行い、「智慧のある経営」を地方企業に導入。

マガジン

  • 人生・ライフスタイルについて

    「軽自動車の車体とエンジンを駆使して時速200kmで走っているようだ」と妻から評された僕の、たまにハンドリングを失ったりたまに車体が故障したりしながら走っていく、和歌山で生まれ育ち、中央のエリートでもないし地方のロールモデルでもない、そんな僕の人生やライフスタイルの話。

  • 農機具レンタルが「自由」を生むまでのプロセス

    「農機具屋」店員の僕が、レンタル事業の担当として農業に「自由」を生み出すためのプロセスに辿り着くまでの過程

最近の記事

  • 固定された記事

人は、その人がイメージできる限界までしか成長できない

この2023年10月から、新たに「㈱クリアー」という会社を設立し、そちらの代表に就任することになりました。この会社は現在所属している㈱藤原農機の100%子会社で、企業向けのコンサルティングや教育研修などが主な事業領域になります。 藤原農機では日本一の農機具通販サイト「アグリズ」の運営や物流センターの構築に加え、たぶん世界初の「農機具宅配レンタルサービス」の立ち上げ・運営などを歴任してきました。これまでこのnoteでは事業を運営していく上で起こった事例の発信、学びのアウトプッ

    • 「ちゃんとしなくちゃ」という呪いについて考えてみた

      久しぶりの投稿です。10月に㈱クリアーを創業してから8ヶ月、色々な企業さんの学びの場に混ぜてもらったり、そんな場を作らせてもらったり、時には内側に忍び込んでみたりという活動をしていました。 そんな活動の中で、「ちゃんとしましょう」というキーワードをたびたび耳にしたり、時には自分が言ったりすることがありました。 この言葉、親御さんや親戚の方、先輩、上司などから言われたことがあるという経験をお持ちの方も多いと思いますが、僕の場合は言われた記憶よりも、自分が言った記憶の方が印象

      • 「農機具のプロがオススメする」シリーズ記事まとめ

        YUIME Japan様で2023年に連載していた筆者のコラム記事をまとめました。 この頃はまだ藤原農機・アグリズの仕事をしており、農機具の宅配レンタルの仕事をしつつ農家さんのQ&A回答をしていたのですが、「農機具系の読み物記事を作りたい」とのお話を編集さんからいただき、普通の農機具屋では聞けなさそうなちょっと変わった視点から農機具を紹介するというコンセプトで1年間連載しました。 途中から㈱クリアーとして独立し、2024年からの「稼げる農機具」シリーズに連載をリニューアルす

        • 「戦わずに勝つ」と「戦わなくて良い」は違う

          先日の浜松うなぎのぼりMGでは、最優秀経営者賞を獲得したものの、 自分の中では大きな学びと課題が残るMGになりました。 TOC・マイツールもやるし、西先生の本もそれなりに読んだし、 期数はまぁまぁ、決算もそれなりに早く成績もそこそこ。 実業にも落とし込んで、MGがちょっとできる気になっていました。 そして1期の決算が終わり、お昼のスピーチの時間。 楽しい空気の中で、皆さんのお話を聞いていました。 そんなとき、最近巷で話題の川原さんのスピーチ。 はじめてお会いするので何を

        • 固定された記事

        人は、その人がイメージできる限界までしか成長できない

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        • 人生・ライフスタイルについて
          14本
        • 農機具レンタルが「自由」を生むまでのプロセス
          12本

        記事

          仕事がなかなか終わらない・段取りが悪い現場は◯◯が多い?

          こういった内容は普段Facebookで投稿するのですが、ちょっと長くなりそうなので今回はnoteに投稿することにします。 私の仕事のひとつに、通販サイトの物流センター運営というものがあるのですが、今回はそこで起こっていたあるある話からの気づきをシェアしたいと思います。 仕事の背景が見えづらいと少しわかりづらい内容かもしれませんので、その点はご了承いただければと思うのですが、少しでも現場が良くなるヒントになれば幸いです。 毎月こんな感じで、みんなの日報データを集計して評価

          仕事がなかなか終わらない・段取りが悪い現場は◯◯が多い?

          あなたの「強み」と「弱み」、それぞれ別に考えていませんか?

          「自分の強みと弱みを分析し、理解する」 「強みを活かした経営」 「短所を長所に変える」 「長所を見つけ、更に伸ばしていく」 こんな言葉を、一度は耳にしたことがありませんか? 私は最近、こういった言葉にちょっとした引っかかりを感じることが増えてきました。 市場が成熟してサービスや人材が多様化してくると、自己分析・自己認識がはっきりしていて、強みをしっかりとアピールできる存在が価値を感じられやすい存在となります。 21世紀も20年を過ぎましたから、人も市場も成熟したなりの悩みが

          あなたの「強み」と「弱み」、それぞれ別に考えていませんか?

          欠陥があることを認めることで、楽しく自由に生きる

          私は以前、前職でソフトウェアをテスト・検証する仕事をしていました。 きちんと設計書・仕様書が存在するソフトから、海外製のどんな仕事に使うのかよくわからないソフトまで、様々なコンピューターソフトに触れてきました。 品質保証(QA)とも言われる世界なのですが、高校生が大学を卒業するまでの18歳から23歳の期間をその仕事に使ってきたことになりますので、自分の今の価値観を形成する上では充分すぎる期間とタイミングでした。 そんなソフトウェアテストの原理原則のひとつに、「欠陥があるこ

          欠陥があることを認めることで、楽しく自由に生きる

          自己評価の高い部下とどう向き合っていけばいいのか?

          「自己評価」と「衆目評価」を一致させる。これは現代の社会で生きていく上でとても大事なテーマだと思います。 他者の評価に対して自己評価が低すぎる人もよく話題に挙がるような気がしますが、逆に、他者の評価よりも自己評価が高い人に困っている上司さんや経営者さんのお話を聞くことも増えてきました。 これは、昔私の部下がその部下に対して困っていたときにまとめたものなのですが、結構好評だったので、備忘録的にnoteでも内容シェアします。 経験上ですが、自己評価が衆目評価よりも高い人は、

          自己評価の高い部下とどう向き合っていけばいいのか?

          幸せに生きていくために、無意識の領域にメスを入れていく。

          「みんなでやろう」 そんな言葉を誰でも一度は耳にしたことがあると思います。 私の地元和歌山にも、「つれもていこら」という方言があり、ニュアンスは人それぞれですがこういった意味で使われることが多い言葉です。 人は誰しも、生まれ育った環境や周囲の環境によって、それぞれの考え方や思考プロセスを身に着けていきます。それは大前提として、誰からも否定されるものではなく、また、肯定されるものでもありません。 そして、それは個人の中での「常識」として高い優先順位を持って自分の頭の中に君

          幸せに生きていくために、無意識の領域にメスを入れていく。

          「良い会社・良いチーム」をつくるために必要なのは全員が言葉を揃えること

          ↓前回の記事はこちら 「良い会社をつくる」 これは、経営者の方なら誰しもが考えて行動していることだと思いますが、社員全員がそういった意識を持って仕事に取り組んでいる会社は少ないのではないかと思います。 先日、社内でハラスメントに関する研修をしていたときに、「相手の常識と自分の常識は違う」「親しき仲にも礼儀あり、まずは礼儀正しく振る舞う」という言葉が出てきました。 この言葉を組織やチーム運営の視点で聞いてみたときに改めて思ったのは、経営者の方の常識と、社員の方の常識は違

          「良い会社・良いチーム」をつくるために必要なのは全員が言葉を揃えること

          本当の価値は「わかりやすさ」の中ではなく「わかりにくさ」の中にある

          ↓前回の記事 色々な研修に参加したり、開催したりしていると、「●●さんの話はわかりやすい!」という言葉を耳にすることがあります。 「人にわかりやすく伝えること」は伝え手にとっては大事なことなので、自分が学んだ内容を人に話したときに、相手から「●●さんの話はわかりやすい!」と言われることは、自分の考えや気持ちが相手にうまく伝わったようで嬉しく感じます。 話の内容が「わかりにくい」と言われたり、うまく伝わっていないような表情が見て取れる場合は、伝え手の立場から考えると今より

          本当の価値は「わかりやすさ」の中ではなく「わかりにくさ」の中にある

          コミュニケーションのはじまりは「相手の顔を見る」こと

          ↓前回の記事 自分は元々相手の目を見て話すのが苦手なタイプなのですが、「相手の顔を見る」ということを心がけるようにしています。 常にじっと相手を見つめているわけではありませんが、話を聞きながら相手の顔を見ていると、表情の変化や話す時の癖、空気感などがダイレクトに伝わってくるような気がします。 そこで最近感じたことなのですが、話をしていて、相手の表情から「不安」が少しだけ見え隠れすることがあります。 特に自分は(人によっては)考えが読みづらいタイプのようなので、自分より

          コミュニケーションのはじまりは「相手の顔を見る」こと

          成果を出すために、まずは「美しさ」に意識を向ける

          ↓前回の記事 「仕事の成果」とは何か?を考えたときに、売上・利益・給与・実績・キャリア・人脈・経験・休みの多さなど、人によってそれぞれの「成果」のイメージが思いつくかと思います。 突き抜けた成果を出すためにはどうすれば良いのか?ということを考えてみると、やはりがむしゃらに働かなければいけない時期が誰しもあると思います。 しかし、ただ闇雲に働くだけでは、突き抜けた成果を出すことはできません。 働く前に、しっかりとしたいくつかの"土台"を作る必要があります。 そのいくつか

          成果を出すために、まずは「美しさ」に意識を向ける

          「気の流れ(フロー)」を意識して、楽に生きていく

          見えることにも見えないことにも、世の中で起こることには何事にも「フロー(流れ)」というものが存在します。 会社であればお金の流れ(キャッシュ・フロー)が止まれば倒産へ進み、人間は血の流れが止まれば生きていけないし、川の水の流れが止まってしまえば水が淀み生き物が住めない環境になってしまいます。 「気血水」という言葉があるように、「気」の流れというものも存在します。 冬場であっても部屋を換気しないと空気が淀んでしまうように、会社・チーム・組織・オフィス・店舗・人間関係、色々な

          「気の流れ(フロー)」を意識して、楽に生きていく

          「農機具の宅配レンタル」のこれまでと、これから。

          まえがき皆さんこんにちは。平成の終わりに 農機具レンタルが、農業に「自由」を生む可能性 というタイトルの記事が少しバズってから3年と少しが経ちました。 元号も平成から令和に変わり、新型コロナウイルスが発生したり、世界の国々の関係が変わってしまったり、すっかり世の中も様変わりしました。 思えば、上記の記事を書いた当時はマスクが当たり前の世界になるなんて考えてもいなかったし、次はLCCを使ってどこの国に行こうか?なんて考えている世界に住んでいました。 そんな移り変わりの中で

          「農機具の宅配レンタル」のこれまでと、これから。

          「私とコンピューターと亀」 - 地方から世界一を狙う農機具屋のプロフィール Part.2

          「私とコンピューターと亀」 1998年、当時8歳。小学校のコンピュータークラブにて。 当時通っていた小学校にはまだWindowsが導入されておらず、図書室にある古いコンピューターにフロッピーを入れて「ロゴライター」というソフトを起動し、黒い画面に表示された「亀」に対して「前へ 100」というようなコマンドを入力し、亀が動いた軌跡を使って図を書くだけの謎の遊びに夢中になっていた。 1999年、新しいもの好きの父がPCを買うという話を聞いたので、「家でもロゴライターで遊びた

          「私とコンピューターと亀」 - 地方から世界一を狙う農機具屋のプロフィール Part.2