コミュニケーションのはじまりは「相手の顔を見る」こと
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自分は元々相手の目を見て話すのが苦手なタイプなのですが、「相手の顔を見る」ということを心がけるようにしています。
常にじっと相手を見つめているわけではありませんが、話を聞きながら相手の顔を見ていると、表情の変化や話す時の癖、空気感などがダイレクトに伝わってくるような気がします。
そこで最近感じたことなのですが、話をしていて、相手の表情から「不安」が少しだけ見え隠れすることがあります。
特に自分は(人によっては)考えが読みづらいタイプのようなので、自分よりも若い方やお互いのことをまだあまり知らない方と話をするときにそういった「不安」を相手から受け取る(感じる)ことがあります。
例えば最近、面接で「あなたにとって一番良い会社は、"給料がめちゃめちゃ高い会社"、"休みが自由に取れる会社"、"人間関係がめちゃめちゃ良い会社"のうち、どれですか?」という質問をしました。
自分の価値観であれば、「休み(時間)が自由に取れる会社」なのですが、その方は「人間関係がめちゃめちゃ良い会社」を選びました。
「なぜそう思ったの?」と聞いてみると、「給与や休みを多くもらえても、一緒に働く仲間のことが信用できないのは嫌だから」というような内容の話でした。
本心はわかりませんが、少なくとも自分が一番大事にする価値観とは違う観点だから面白いなと感じ、他にも色々と話を聞きながら少し相手の表情を見ていると、どうも人間関係やコミュニケーションの話をしたときに、少し不安が見え隠れするように感じました。
その後、自分から見てそういう風な印象を受けたこと(「◯◯さんは、こういう部分に不安を感じるんですねー」)を本人に伝えたのですが、本人はひょっとすると、今までそういった意識はなかったかもしれません。こちらからは、少し驚いた表情をしているように見えました。
繰り返しますが、本心はわかりません。
その後に「実は以前こういうことがあり...」と少し詳しい話をしてくれました。
コミュニケーションとはお互いの価値観を理解することからはじまると考えますが、自分の表情は自分では見ることができません。
「ジョハリの窓」という考え方に、「盲点の窓」というものがありますが、これは「相手は知っているが、自分は知らない」という意識のエリアを指します。
「自分が知っているが、相手は知らない」という「秘密の窓」と、前述の「盲点の窓」が重なりあったとき、「誰からもまだ知られていない自己」である「未知の窓」が顔を出し、お互いの新しい気づきや可能性が広がります。
何が言いたいかというと、コミュニケーションを円滑にするためのはじまりは、まず「相手の顔を見る」という、とてもシンプルなことなのではないかなと感じた出来事でした。
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