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「新商品が出ました」がNGな理由

広報PRディレクターの檜垣葵です。
大阪を拠点に、広報担当者のいない小さな会社の広報戦略を担う仕事をしています。


新商品はメディアに取り上げてもらう

新商品を出したら、それをたくさんの人に知ってもらいたいですよね。
そんなとき、テレビなどのメディアで取り上げてもらうという戦略が考えられます。

プレスリリースというメディア関係者へのお手紙を書いて取材を依頼するというのは前回お話ししました。

「新商品出ました」がOKなのは大企業だけ

トヨタが新車をデビューさせたら、それだけでニュースになります。
大会社の一挙手一投足で、日本経済が動くからです。

でも、中小零細企業が「新商品が出ました」とプレスリリースを出したら?
「知らんがな」と、即ゴミ箱行きです。

世の中には、一日に膨大な数の新商品が生みだされます。
そのうちのひとつである御社の新商品を、メディアで取り上げてもらうにはどうしたらいいでしょうか?

中小零細企業は頭をひねろう

ポイントは、ひとえに企画力です。
ただただ「新商品が出ました」ではなく、その商品のどこがニュースになりそうかを考えるのです。

メディアの仕事は、社会に有用な情報を届けること。
であれば、メディアに掲載されたいなら社会性のある情報でないといけないということになります。

社会性があるとは、社会問題を解決するということです。
たとえば・・・

・この髪スプレーはフロンガスが90%カットなので、地球環境にやさしい
・安眠効果が高いこの枕は、日本人の睡眠不足解消に役立つ
・米粉で作ったスイーツは、小麦アレルギーの人でも安心して食べられる

同じ商品を紹介するにしても、「新商品が出ました」とは切り口が全然違いますよね。

自社でプレスリリースを出すときは「社会性」の視点を絶対に取り入れてくださいね。


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