生活保護で暮らすという事

こんにちは
ひとはこです。
前回は 俺がどの様にして過労から精神疾患、
双極性感情障害1型(俗に言う 躁鬱病)と診断されたか 傷病手当金での生活までを書いた。
今回は傷病手当金生活が終わり 給料、貯金が尽きた日を赤裸々に書いてみようと思う。

ひとはこ32歳当時、
傷病手当金がもらえる1年半の期間が過ぎて
退職し 退職金と給料くらいの貯金でやりくりして心療内科に通院は2年目に入ってた。
まず、退職にあたり手続きしたのは失業手当。
理由ありの退職だったので待機期間は無かった。
障害者手帳 申請中?もう持ってた?で、
給付期間は300日、給料の6割ほど支給されてたので 鬱と過労で倒れてベッドの上にいるだけの生活を賄うには十分な金額、確か12万円ほどだったと思う。
300日の間、辛かったのが
「認定日は必ずハローワークに行かなきゃ支給されない点」である。
実際、2回 認定日に激鬱で起き上がれず
支給されなくて 金欠で死にかけた。
辛かった。
認定日にハローワークに行き 認定を受けたハンコをもらい 一階で就職相談を繰り返した。
やはり職員さんはみんな
「今は まだ働く段階ではないと思います。はやる気持ちを抑えて 療養に専念されては?」と言われる日々。
300日が過ぎて いよいよ貯金を切り崩しての生活が始まった。
私は会社員時代の借金、カードローンがあった。3社合計120万円
20歳から借りはじめ 12年借りては返済してを繰り返していた。
それでも仕事で役職がつけば返済可能な金額だと思っていた。
が、心身ともに壊れてしまった今、月々の返済が重くのしかかる事となった。
体調がある程度 整った日、法テラスに電話予約をして 出向いた。
借金の減額、もしくは分割払いの相談をしようと。
専任の弁護士がつき 話を詰めていく。
私の月々の収入と支出を書き出す。
2時間ほど経った時に弁護士から

「ひとはこさん。あなたはもう生活困窮者ですよ。自己破産、債務整理をして生活保護を受けましょう。それが現実的で かつ治療に役立つと思います」と。

愕然として泣きそうになった
弁護士さんはなぐさめの言葉をかけてくれた
そして 泣き止んだタイミングで
市役所に同行してくれた
生活保護の申請は すんなり通った

自己破産、債務整理も同時に進めて
月の半ばだった事もあり
生活保護費はすぐには支給されず
とりあえず社会福祉協議会からの一時貸付を受けて、来月から支給が始まる生活保護費で一時貸付分を返済する事となった。

帰宅したら吐き気とめまいで立って居られず
ベッドに倒れ込み ひとしきり泣いた
そのまま丸2日 眠り続けた
それくらいショックだった
今まで 自分で 自分の甲斐性で借金し
返済し 自分の物は誰かに買ってもらうんじゃなく全て 自分で手に入れてきたのに
ショックだった

ここで私の生活保護費の内訳を書く

家賃45,000
食費30,000
電気  8,000〜15,000(夏 冬で変動する)
水道  5,000
ガス  3,000〜10,000(プロパンガスで風呂に入ったら高くなるし自炊しても高くなる)
携帯10,000
煙草15,000
合計11万6,000円〜13万

私が住んでる地域、市町村の支給額が
12万円で冬場は冬季加算1万円を足して13万円
生活費はギリギリだった
体調が悪く なかなか自炊が出来ない時は
袋麺のインスタント食品やパスタなどの乾麺や
スーパーやドラッグストアに行ける体調の時は19円のうどん麺など茹で麺、15円の絹ごし豆腐を買い込んで冷奴や湯豆腐にして食べてた。
鶏肉にはお世話になりっぱなしですね
gあたり98円の鶏もも肉、鶏むね肉。
日清の唐揚げ粉をつけて からあげにしたり
塩コショウでチキンステーキにして食べてた。
千鳥がテレビでやってたガーリックバターのボトルはバターを買うよりも安くてボトルだから使いやすくて 消費期限が年単位で切れても使ってた。お腹こわした事はなかったです。

この生活保護費だけの生活を丸2年 過ごした
この期間に 市役所の相談員さんに
どんな支援が受けられるのか?や
日々の疑問を相談できた。
で、「ひとはこさん 障害者年金 受給できるかもしれませんよ。ひとはこさんは厚生年金の支払い期間が受給規定を満たしてますから。病院、主治医や年金事務所と相談、確認なさってください」と。

こうして 障害厚生年金 受給するべく
病院、市役所、年金事務所を頻繁に行ったり来たりし メモをとり 病院のケースワーカーさんと二人三脚で障害厚生年金を受給できた。
ただ、等級が2級で
「ああ、俺は そんなに悪い状態にまでなってしまったのか•••」と またショックを受けた
ただ、厚生障害者年金2級は
2ヶ月ごとに21万円ほど支給される。
ひと月換算すれば10万5,000円
私の街の最低生活水準に満たない
その差額 15,000円が部分的生活保護費対応となった。
医療費控除など生活保護だけと何も変わらない

こうやって100%生活保護からは脱却できたが
部分的生活保護生活は数年経ってもなかなか抜けれなかった。
2ヶ月元気で2ヶ月〜4ヶ月鬱で寝込む
元気な時に 作業所など探して いざ決まったら
寝込んでしまう
悔しくて奥歯がガタガタになって歯科医から注意をうけてるくらい歯を食いしばって生きてるようです

この10年での取り組み
障害者能力開発校に半年 通った
同棲してた彼女と健常者用の職業訓練校に通った
カラオケ店で朝イチ ワンオペで半年 働いた
単発のバイトを入れて 元気な時には週1〜3ペースで短時間(3〜6時間以内)働いてる

そんな感じです
生活保護費の最低限度の文化的生活がおくれる金額ってのは 絶妙。正に絶妙。
ベッドの上で寝てるだけなら貯金もできるだろうよ。
ただ、元気になってハローワークに通ったり
あちこち手続きや通院に行き出すと
途端に余裕が無くなる。
自販機で飲み物買うのすら ためらう様になるだろう
だって、元気だから メシもバカスカ食うし
街中歩けば 魅力的なもんがあれこれ目や鼻に飛び込んでくるから
鬱の時とは 真逆なんよね
鬱の時なんて シロメシの味すら分からんくなって砂をかじってるみたいな感覚になり
何度も吐いた事があるよ
そんな時の俺のライフラインはinゼリー
プロテインが多いやつ
これなら日持ちするし 寝っ転がっても食べれるし 余ってもキャップ締めれるからね

そんな感じ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?