大友宗麟、緊急事態宣言します(漫談)
宗麟:困ったー。困った〜〜ん。
作者:どうしたのですか?
宗麟:島津が攻めて来てさ〜。緊急事態宣言出したのよ。
作者:ええっ!そりゃ大変じゃないですか!なんて宣言出したのですか?
宗麟:緊急事態。ステイホームって。
作者:どこかの都知事の発言を丸パクリですね。
宗麟:そしたら、味方どんどん裏切っちゃって。困ってるのよ。
やっぱり飲食、外出、夜8時までがやりすぎたかなぁ。
スナック、「シスター」のママ怒ってたもんなあ。
聖母に見えなかったもんなあ。
緊急事態宣言したら鬼の形相で文句いいに来たもんなあ。
作者:いろいろ突っ込みたいところがありますけど。まずは島津の対策たてないと。
宗麟:緊急事態宣言の時に言うの忘れてたもんなあ。
作者:何をです?
宗麟:秀吉来るって。
作者:ええっ!秀吉さん‼️
宗麟:うん。国やるから守ってくれって、手紙書いたのよ。
作者:そりゃ凄いじゃないですか!秀吉来たら島津ビビりますよ。
宗麟:うん、でもね。手紙で書いたのよ。伝わったかなぁ。あいつサルだからなあ。
作者:こら!天下人をサルとか言っちゃダメですよ。
宗麟:あいつ文字読めるかなぁ。インテリぶってオブリガードとかアーメンとか書いたからなあ。
作者:サルとか言う人に出す内容ではないですね。でも返事きたんでしょう?
宗麟:うーん。手紙と一緒にバナナをつけといたんだよね。そしたらバナナの皮だけ送ってきたから。伝わったかなぁ。
作者:心配ですね。
宗麟:あー。だよね。やっぱり一度行ってくる。大阪。
なんか土産いるよね?
作者:ですね。・・・・・・・バナナでいいんじゃないですか?
宗麟:またまた。サルじゃないって。秀吉は。
仕方ない。大事にしている茶器持っていこう。利休さんが秀吉、茶器好きだって言ってたから。おい、土産に茶器持っていくから準備して。
宗麟が部下に指示をする。
「御意」と部下は一言返事すると茶器を出して準備する。
秀吉へ送る茶器。大友瓢箪といわれる茶器はどう見ても高そうだ。そしてその横には黄色の果物が・・・・。
作者:んんっ⁈
部下は作者を見て指を一本立てて、(ないしょですよ)と合図した。
宗麟:茶器くるんだら大阪行くよ〜〜。
部下:御意。
茶器にバナナを盛り付ける部下。
作者はおもった。
さながらフルーツ盛りならぬバナナ盛りやないかい‼️
バナナ盛りの茶器を携えた宗麟は大阪へ、秀吉は黄金の茶室で宗麟をもてなした。宗麟からの茶器(バナナ)にたいそう喜んだという。
こうして天正15年に秀吉は九州上陸。島津を倒し、九州を平定したのである。