本当にしたいこと、大事にしてる?
ストレスを感じたら、まず自分の胸に問いかけよう。
「本当にしたいことはなあに?」
イライラをため込むと、その分、生活が荒れてしまう……
それが長く続けば、平気で自分を傷つけてしまうことにもなりかねません。
でもね、イライラはあなた自身への訴え。
「本当の喜びを探してほしい」というサインなのです。
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もしもあなたが、いやなことがあると衝動的に食べ物に走って、
「これじゃ過食症になってしまう」とビクビクしながら、胃が痛くなるまで食べてしまうとしたら……
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人は大きな不満を抱えると、「好きなことを気がすむまでしたい!」という強い欲求が起こります。それで、ついつい手近な過食に走ることがあるのですが、食べ物はしょせん“代理”に過ぎません。
買い物衝動も同じこと。こうした「やめたいのにやめられない行為」は、根本的な原因を取り除くまで続きます。なぜなら、それは「胸の奥の不満に耳を傾けて」というSOSに他ならないから。
心と体がこれほどいやがっていることを、もうやめましょう。
あなたが本当にしたいこと、本当にほしいものは何ですか?
それを叶えようと思えば、職場や付き合う人を変えなければならなくなる・・・とひるんでしまうかもしれません。
でも、「そんなのムリ」と頭で決めつけないでください。
自分のSOSを聞き入れて問題を解決するには、これまでと違う行動、新たなアクションを起こすしかないのです。
友だちが欲しいのなら、真剣に新しい出会いの場を探すとか、何か習い事をはじめるのもいいでしょう。
また、仕事がおもしろくないのなら、転職に積極的になる必要があります。一時的なリスクを負う覚悟と勇気を持って、本気で情報を集めてください。
あなたの心は、あなたが振り向いてあげれば、必ず落ち着きを取り戻します。心や体は、あなたの敵ではなく、苦楽を共にする同士だから。
食事をするときは、体に愛をプレゼントするつもりで、にこやかに取りましょうね。声に出して「大地の恵みをいただきます」と言うと気持ちいいですよ。
★ 著書『ひとりで抱えこまないで』(幻冬舎)一部修正★