「聴く」の奥深さ
生活指導主任会で
自殺対策の話を聞く中で、
思い止まらせるための
聴き方みたいな話を聞いた。
「臨床とことば(河合隼雄/鷲田清一)」 https://www.amazon.co.jp/dp/4022616628/
みたいな良著を
読んだ後だっただけに
そんなハウツーみたいな方法を
少し胡散臭く感じた。
自然科学と違って
臨床科学は、
自分と対象との関係や間合いを
勘案する学問。
臨床心理士のパイオニア、
河合隼雄と
臨床哲学を提唱する哲学者、
鷲田清一が
聴くことをテーマに語り合う章は
何度も読み返した。
相手の言葉を繰り返しましょう。
ミラーリングが大事です。
そんな
ハウツーであってたまるか。
聴くことの難しさ。
相手の魂を丸ごと受け止め
その中に自分も入り込み
どこがゴールかも分からない場所を
ひたすら一緒に歩くこと。
そんな「聴く」をイメージしながら
今日も子どもたちと。
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