『私をスキーに連れてって』 バブル期を彩ったヒット映画 1987年公開 ホイチョイムービー3部作 第1作
こんちは、Hideです🎞️
今日は、永ちゃんのツアー初日で我が街仙台でライブを行いました。
私は、今回は参戦せず、影から協力させてもらいました(笑)
私が20代だった80年代は、エンターテイメントも変化していった頃でした。
アメリカでは、音楽はプロモーションビデオでファンを楽しませました。
日本では、70年台に映画界に出版社が製作に乗り出し、80年代から方向転換して主演の俳優が歌う主題歌までヒットさせる新しい手法が生まれました。
80年代前半の銀幕界は、演技力に優れた女優達が、アイドルを凌ぐ人気を得てエンタメの世界が、一層幅が広がりました。
80年代後半になると、身近でポップな映画が、若者の心を掴みました。
角川映画が成功した次には、ミーハーな消費文化に根ざした作品が目立ちました。
小説を静画化した角川に対して、漫画家やクリエイターの集団が映画を製作するホイチョイ・プロダクションが現れました。
80年代のスキーブームもホリチョイプロの映画による影響が大きかったと思います。
今回は、そんな私達世代に新たなムーブメントを起こしてくれた映画を紹介していきます。
「私をスキーに連れてって」1987年公開 製作:フジテレビジョン・小学館 監督:馬場康夫
ホリチョイ・プロダクション原作で原田知世の主演作で、日本にスキーブームもたらした映画である。
主題歌は松任谷由美の「サーフ天国・スキー天国」(作詞作曲:松任谷由美)
池上優(原田知世)の相手役の三上博史(矢野文夫役)のサラリーマンだが上級並みのスキー技術を持つシャイな男とのムズキュン恋物語が良かったですね。
池上は、矢野と同じ会社の秘書課の社員だったことが分かる。
スキーの指導はアルペンレーサーの海和俊宏氏が行っており、滑走場面の一部をトップデモンストレーターの渡部三郎が務めた。
時代は、80年代後半の超バブル期です。冬の楽しみ方の見本として社会現象を起こした作品。
原田を囲む仲間も、医者やバイク整備工場経営者や一流商社のOLなど、庶民が裕福だった時代を反映していましたね。
泉(布施博)演じる外科医役の交際相手の羽田ヒロコ(高橋ひとみ)と、バイク工場経営の小杉(沖田浩之)の彼女佐藤真理子(原田貴和子 原田知世の姉)のカーアクションがこの映画の見どころの一つでもある。
劇用車として使用された、TOYOTAセリカGT-FOUR(ST165前期型、白)(クーペだが4WD)のスポーツカーを、各1台ずつ羽田(高橋ひとみ)と佐藤(原田貴和子)が運転しており、ワイルドな運転で助手席の両彼氏が、呆れている。
映画のオープニングは、矢野(三上)が会社を定時で退社し、自宅ガレージでスタッドレスタイヤに交換する場面から始まる。
愛車はTOYOTAカローラII リトラGPターボ(EL31、赤)
劇中で使われた2車種がこの映画を観た若者達の間で流行した。
当時は冬用タイヤがスパイクタイヤ主流から、粉塵公害が起きる為、柔らなゴムの密着性で滑りを防ぐスタッドレスタイヤに変換した時期でもあった。
スキー用品も扱っている商社で務める矢野のはからいで、有名メーカーのスキーウエアと板や靴など、発売前の最新モデルを仲間全員に提供した。
今考えると、そんなこともバブルだなぁ〜と感じさせますね。
トラブル為に、スキー用品を届ける為、夜間の山中を矢野と池上が滑る場面で流れるユーミンの「BLIZZARD」もシーンを盛り上げました。
池上が同僚と泊まりで行った時に流れる「ロッヂで待つクリスマス[」「A HAPPY NEW YEAR」も良かったです。
ユーミンの曲ってつくづく冬の雪の景色に似合うなぁ〜と改めて感じましたね。
私が24歳でスキーを始めたのも、この映画の影響が大きいと思います。
ユーミンの主題歌〜スキー天国も映画に合っていましたし、矢野の友人と共にスキーテクニックを披露するシーンで流れる「恋人がサンタクロース」も映像にピッタリマッチしていましたね。
志賀高原や万座温泉スキー場など人気のスキー場でロケを行って、映画公開後は超客が多く訪れるようになりました。ストーリも恋愛あり、終盤にはトラブルありでドキドキしながら楽しめる映画です。
そろそろ冬が近づいてきたので、DVDをレンタルしてしばらくぶりに観ようかな。
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