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2022年 竜田駅から

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1年半ぶりに福島に行ってきました。いつもの常磐線木戸駅の隣、竜田駅を拠点に、震災遺構となった波江町立請戸小学校と、翌日は避難指示(特定復興再生拠点区域)が6月30日に解除されたば…
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天神岬から山田浜へ

2022年7月10日(日) Day 1 -  その1 天神岬スポーツ公園 福島県双葉郡楢葉町。いつもの木戸駅ではなく、今回はひとつ先の竜田駅を拠点にする。宿泊先の天神岬スポーツセンターは岬の高台にあって、ここからフレコンバッグの積み重なる仮置場があった前原地区と山田浜、遠くにJERA広野火力発電所(旧東京電力広野火力発電所)を一望できる。自分は楢葉町で帰還が始まる直前の2015年6月にこの地を初めて訪れ、そして去年2021年2月に再訪した際に公園内にある宿泊施設が営業再開

竜田駅と双葉駅、請戸小学校まで

2022年7月10日(日) Day 1 -  その2 天神岬から楢葉町海岸へ 天神岬から北に向かって坂を降りると程なく海が見える。井出川の河口、楢葉町海岸だ。映像作品の取材のため2016年8月にここを訪れているのだが、当時はまだ巨大堤防の工事は始まったばかりだ。防潮堤は地形を大きく変えてしまったものの、ふとした場所に懐かしい風景が残っている。 竜田駅から双葉駅へ 竜田駅9:59発下り原ノ町行きに乗車。富岡→夜ノ森→大野そして10:19に目的の双葉駅に着く。降りたのは自

大野駅から夜ノ森駅まで

2022年7月11日(月) Day 2 東京地方裁判所は、元会長ら4人に合わせて13兆3000億円余りの賠償を命じる判決を言い渡した。巨大津波を予見できたのにもかかわらず、対策を先送りして事故を招いたと認定した。 竜田駅 朝 小雨降る週明け月曜日の朝。楢葉町役場から、庁内に献花台と記帳所を開設した旨の放送が流れている。 小さな駅舎だけだった竜田駅は、今ではタクシーも常駐する大きなロータリーができた。駅前には建設会社の大きな社屋、その奥には単身者用のアパートが立ち並ぶ大

郡山駅からいわき駅へ。

2022年11月21日(月)その1 所用で郡山へ。福島県の中通り中部、新幹線の通る都会である。 郡山は、明治時代からの開拓と安積疏水の国策で形作られた都市であり、その後は海軍の航空基地など多くの軍事施設を抱える軍都となり、また大きな空襲もあった。自分が郡山の地名を知ったのは新産業都市の「常磐・郡山」。「北海道央」→「八戸」→「仙台湾」→「秋田」→ 「常磐・郡山」…(あれを暗記しただけだ)。太平洋ベルト地帯と共に懐かしい言葉ではある。 要件は午前中で終わり、本当なら会津や

Jヴィレッジ駅から木戸駅へ

2022年11月21日(月)その2 実は今年は7月にも楢葉町他浜通りを訪れている。いわきでの常磐線への乗り継ぎは20分弱。いわき駅15時19分発。学生の帰宅にはやや早いが、地元住民と作業員以外の顔ぶれが目につく。 15時45分Jヴィレッジ駅着。2021年は広野から木戸まで歩いたが、Jヴィレッジ駅で下車したのは初めてだ。駅舎は谷の底にあり、階段を登り切ると無人の改札は福島県道391号広野小高線と面している。Jヴィレッジの施設関連と思われる女性が足早に、続いてスポーツ(サッカ