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51歳の新人が県庁勤務1年目を終えて


あっという間の1年間

 令和5年度の人事異動で学校現場から県庁へ出向となって早1年。生徒と向き合う仕事から、基本的には事務仕事でひたすら書類とパソコンと向き合うことが中心に。令和6年度も同じく知事部局の政策企画課で52歳のセミ新人として勤務することとなった。

県庁と学校現場との違い(この1年間で感じたこと)

  1. 職場はとてもフレンドリー

  2. 教員よりは働きやすい

 まず、職場はとてもフレンドリーだということ。仕事中は書類やパソコンとにらめっこする時間が圧倒的に教育現場より多く、基本的には無言で黙々と業務をこなす。これは授業や部活で生徒を相手にする環境とはかなり違うので、最初は少し戸惑うこともあった。
 それでも業務のことは「遠慮なく質問してね」という雰囲気もあり、業務の合間や休憩中には普通に楽しい会話も出来るし、部署対抗のスポーツ大会(バレー、ソフト、テニス、駅伝など)でコミュニケーションを深める機会もかなりあった。またコロナ禍で自粛されていた歓送迎会なども今年度から復活し、飲みにケーションが取れたのも個人的には大きかったかなと思う。

 次に教員よりは働きやすい部分として感じたのは勤務時間。基本的には担当する業務の進行管理がしっかり出来ていれば教員よりは拘束時間が少ないので、時間休や年休は圧倒的に取りやすい。学校だと授業や担任、部活、会議、行事など休んでも大丈夫なんだけども、何となく休みづらい環境があるように思う。自分も教育現場の28年間中、26年間は野球部の顧問だったので、基本的には土日も練習や試合。土日の方が朝も早くて夜も遅いなんてことも普通。定期考査中は部活も無いので年休取れるかな~と思ったら会議や研修が入ってる・・・という日常が長かったので、今年は本当に残業も少なく働きやすかったなと感じた。そういう意味では教員の働き方改革はもっと思い切って進めていかなければいけないと思う。

来年度に向けて

 来年度は2年目になるので、任される業務も今年度よりは多くなりそうだが、とにかく目の前のことを頑張るしかない。たまたま今日、周南公立大学で「学生から始める 想いをカタチPROJECT」というイベントに参加したのだが、そこで登壇されたフットサルの元日本代表である森洸(もり ひかる)さんが大学生に向けて話されていた「100点は目指さなくていい。でも目の前のことに100%の力を注ごう」という言葉は自分も野球の指導をする時にはそう心掛けて指導していたし、今の自分にも当てはまることだと感じた。100点を取ろうとすれば失敗を恐れるし、達成できなかった時にマイナスにも感じる。だから100%の力を目の前に注ぐことに集中する。そんな2年目を目指すとしよう。


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