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【中編】少し不思議な旅先での体験〜満ちる月〜
皆さまコンニチハ、ひでみです。
今日は、前回の続きとなります。
旅はますます不思議な展開へ・・!?
どうぞ最後までお楽しみください。
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〜中編〜
ホテルの部屋の壁にかかっていた、白い壺が描かれた1枚の絵。そして国立中央博物館で展示されていたMoon Jarと呼ばれる大きな壺・・・
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こんな偶然の一致もあるんだなぁと少し不思議に思いながらも、この時はとにかく広い博物館の中を見て回ることで精一杯でした。
展示数が膨大すぎて脳の情報処理が追いつかなくなったのか、頭が何だかボンヤリ。
もはや思考停止寸前のその時・・!
石器時代のコーナーだったでしょうか、目の前に「注意!この壁の向こうに人骨が展示されています」という突然の注意書きが現れ、びっくりして再び覚醒。
ほほう。ここまではプリミティブでプリティーな土器なんかをほのぼのと見せておいて、ここで急に骨と来たな!お主なかなかやるではないか、受けて立とう!
と何故か戦国武将のような気合が入り、いざ、壁の向こうへ。
するとそこには・・・
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崖の上のポニョでお送りします
ショーケースに群がる大勢の子供達の姿が笑
もう、めちゃくちゃ子供が集まっています。
今までのどこよりも。
ショッキングに感じる人への配慮としてわざわざ間仕切りを作り、他のショーケースからかなり距離を取って設置されているからこそ、そのだだっ広い空間に子供が全集中。
ショーケースは子供達の指紋でギットギトになっています。
多分、骨目線で見ると、子供達はこんな感じだったでしょうね。ガラスにぴったりとはり付いていました。
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「わー!わー!」と声を発しながら齧り付くように鑑賞するボーイズアンドガールズ。割り込む隙間は1ミリも無く、私は遠巻きにその全体像を眺めて、微笑んだのでした。
そんなことをしているうちに、博物館1階の展示は全て見終わったようで、開放的な通路に戻ってきました。
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1348年に高麗の王が作らせ、本来は北朝鮮にあったが
1907年に日本の宮内大臣により日本へ不法搬出。
約10年後に返還され、復元作業を経てこの場所へ。
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現代風にリデザインされてオシャンティな姿に
ささっとミュージアムショップをパトロールしたところでふと時計を見ると、既に3時間が経っていました。
流石に足も疲れてきたので休憩でもしようかと館内のフードコートへ向かいましたが、予想以上の大行列。
まだ展示全体の三分の一も見れていませんが、なんだか頭がボーッとすることもあって、この日は一旦ホテルに戻ることに。韓国は地下鉄も安いし、まだ帰国まで時間の余裕もありますからね。
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3時間ぶりの外の空気と、大きな鏡池に癒されつつ博物館を後にしたのでした。
ホテルに到着したのは15時前。
綺麗に清掃された部屋に戻って安心したのも束の間、事態は急変します。
めちゃくちゃ体調が悪くなってきた。
身体が鉛のように重く、頭は痛いし眩暈もします。せっかく美味しそうなパンを買って帰ったのに、全く食欲が無く、むしろ胃がひっくり返りそうです。
海外で体調不良といえば屋台飯や生ものが鉄板ですが、全く身に覚え無し。熱中症?と疑いましたが、そもそもずっと涼しい博物館の中にいたからな・・それも違う。
・・・え、もしかして骨の怨念?違うか。
(いやそれはちょっとありそう)
アレコレ考えてみましたが、とうとう身体が強制終了。気がつくとベッドで寝込んでしまっていました。
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2時間半も意識を失っていたようです。
目を覚ましても全く症状は改善せず。
これはもしや・・と思い調べてみると
やはり。
そう、この日、8月2日は満月でした。
満月の日って、何故かいつも体調が悪いんですよね。私だけ?じゃないよな。きっとこの記事を読んで下さっている皆さまの中にも、同じようなバイオリズムの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
しかも、8月は満月が2回も来るってか、、
その1回目にして、更には水瓶座の満月でした。
ここで少し天体の説明を入れておくと、太陽は約一月毎に滞在する星座を変えますよね。だから我々は、乙女座生まれだ!私は蠍座!なんて楽しむことができます。それと同じくして月も当然星座をぐるぐると回っているわけで、今回の満月は水瓶座の領域で起きているんだよ・・なんてロマンチックなことが言えたりするんです。
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ギリシャ神話の世界では、水瓶座は神々に酒を注ぐ美少年ガニュメデスが水瓶をもった姿とされています。
月壺に満月、そして水瓶。
偶然の一致の連発に、もう神さま、わかりました、おっけおっけ、勘弁なすっておくんなさい状態です。
しかしまだまだ許してはくれません。
更なる事実が発覚しました。
翌日8月3日の宵から、月に土星が接近ですってよ奥さん・・
月壺、満月、水瓶、土、、、。
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この月のように白くて丸い、美しい焼き物についての全ての要素を、宇宙が教えてくれているようでした。
As above, so below
という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか。
上なる如く、下もまた然り
古代神秘主義の言葉で、錬金術の基本原理でもあります。
天に起こることは、同時に地にも起こる。要するに天も地も本来はひと繋がりで、同じものである。という解釈ができるのです。
・・・。
でしょうねえ。もうこんだけくらったら、でしょうねえ!です。
クラクラする頭で何とか原因らしき現象を調べ上げ、体調不良は宇宙のせい!と責任をなすりつけるところまでは無事に(?)到達したのでした。
しかしもう私の体力も限界に到達。
この日は湯船に浸かり、19時前には再度眠りにつきました・・・。ああ、貴重な旅の一日が終わってゆく。
韓国で見上げる満月はどんな表情なのだろう、ホテルの外に出て一目見てみたい、、とも思いましたが、この調子でまともに満月ビームをくらったら一体どうなることやら。
昔の人は、満月を直視してはいけない。
なんて言っていたらしいですからね。
こんな時だけは古代人の言い伝えを順守して、大人しく寝床についたのでした。
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ということで
✳︎✳︎今日はここまで✳︎✳︎
今回で完結すると思いましたが
ハプニングが多すぎて収まり切らず
後編に続く
次回、奇妙な偶然がまだ続く・・!?
引き続きお楽しみください。