メタモルフォーゼ休暇
最近、1日12時間以上寝てる。
多い時は、16時間とか。
とにかく眠くて眠くて
たまらない。
昼夜逆転どころか
昼も夜も寝てる。
どれだけでも
寝れる。
目覚めのアラームは
“空腹”
前職でだいぶ痩せてしまったので
ご飯は3食
しっかり、がっつり
食べるようにしてる。
起きて、
料理して
たらふく食べて
そしたら
また眠くなるから
寝る。
気づけば
お昼。
気づけば
夕方。
気づけば
朝。
そんな毎日。
37年分の疲れだと思って
遠慮なく眠る。
<頑張る人の”眩しさ”も届かない>
起きてても
ぼーっとしてるから
そんな時は
スマホで
YouTube見てたりする。
昨日、見たのは
あっちゃんの1日密着。
すごい努力家。
ほんと、尊敬する。
こういうの見てると
自分も何かしたくなるし
何かがんばりたいな〜
って、思ったけれど
最後まで見終えることなく
また眠る。
頑張る人の”眩しさ”も届かなくなった。
どうしちゃったこの体。
以前“うつ状態”って
診断された時も
めちゃ寝てたけど
それとは
違う感じ。
<そうだ。メタモルフォーゼだ>
泥のように眠り続ける体から
幼虫が、さなぎになって、蝶々になるときを
思い出した。
さなぎの中で、
幼虫はじっとして
ドロドロのクリーム状態になる。
蝶になるのに
必要のないものは溶けてなくなり
必要なものが作られている。
あれだ。
メタモルフォーゼだ。
幼虫から成虫に似ても似つかないくらいの
姿に変わるやつ。
そう、完全変態だ。
私、今、さなぎの中にいて
ドロドロになっているんだ。
「はらぺこあおむし」は
さなぎになる前に
たらふく食べてる。
まさにあれだ。
そういえば
こないだ病院で脈拍を診てもらった時
先生が、言った。
「妊婦さんと同じ、脈をしていますね。
何か生まれるのかもしれません(笑)」
そうだ。何か生まれるんだw
そう思おう。
<不調の体に慣れていた>
ここ数年、
体の不調が何にもない状態で
仕事をしたことなかったかも。
休職・退職するほどじゃなくても
なんかダルイ…
頭が痛い…
肩こりが…
とか。
ずーっと疲れている感じ。
絶好調です!
みたいな時って
ほとんどなかった気がする。
そういう時は、ぜんぶ
歳のせいにor季節のせい
してたけど
違うな。
働きすぎてただけだ。
週5日、朝から晩まで働いて
土日は、家のこととか、家族のこととか。
少しの時間で体は癒してたけど
そんなのには全然足りなかったんだ。
それを
何年も何年も続けて
不調のある体に
慣れてしまってた。
それが今、
ひとつひとつ
小さくなって
消えていってる。
まだ全部なくなってはないけど
このまま眠っていれば
消えていく気がする。
体が治るって
こういうことで
数日でどうにかなるものじゃないんだ。
<できることは、多くない>
人はそんなに
動き続けられない。
一日で
できることはほんの少しで
一年はあっという間に過ぎるから
一生にできることも
たいして多くない。
そう考えると楽になって
さらによく眠れる。
働きすぎの現代社会に
“メタモルフォーゼ休暇”を
提案したいと思います。