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起業することにフルコミットはいらない Part 2

このnoteは、読んでくれた人が少しでも小さいもしくは大きい挑戦をする一歩を踏み出すきっかけになってもらえればと思い書いています。

前回の記事で、起業する際に自分の全てのリソース(時間やお金)をかけて起業はする必要ないことを書かせてもらいました。

今回は私自身がどういう形で事業を立ち上げていったかを共有したいと思います。

最初に結論からお伝えします。
- 小さく始める。お金も時間もフルコミットしない。
- 小さく始めるので、キャッシュフローが作れるビジネスから始める。

- だめかなと思ったら、小さい投資のうちに止める。もしくはビジネスをビボっとさせる。
- 一緒に起業してくれるパートナーを見つける。一人でやらない。

こうすることによって、最初に自分のすべてをフルコミットしなくても、起業をすることができ、継続性を保つことができています。

では私の経験を共有させてもらいます。
まず、現在私は、「投資事業」、「ペットフード事業」、「グラフィックデザイン事業」を行っています。
最初はスタートアップへの投資事業からスタートしたのですが、こう言われると、すでに資金があったのだろうと思われると思いますが、自分自身でスタートした事業には多くの資金を出資はしませんでした。
あと、投資事業のスタートは普通の事業とは少し違うので参考にならないので、今回は省きます。

まずはペット事業。こちらは、当時学生でインターンできていたシンガポール人と一緒に立ち上げました。私は投資事業を行いながら、毎週2人で10個のアイデアを出し合って、2ヶ月位話し合って決めた形です。その時のテーマは、
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- 成長する市場
- 継続率の高いビジネス
- オンライン(インターネット)を活用したビジネス
- 自分たちの興味あるサービスと商品
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という条件に合うビジネスを探して、ペットフードに行き着きました。

今でこそ、ペットフードブランドを作る事業をやっていますが、当初は違います。
一番最初にトライしたのは、月額制のおやつ・おもちゃBox。サブスクリプションで毎月違う商品を送るというものです。他社のブランドを仕入れて、Boxに詰めて販売するというもの。
仕入れて売れるので、それほど資金はいらずにスタートをしました。最初の資金は150万円以下だったと思います。
契約者は増えましたが、単価も安く、急激には成長しませんでした。
このサービスを半年か1年くらいやったあとに、ペットフードをオンラインで販売した方が需要があることを感じ、ビジネスを少しピボットしました。ここで少しずつ資金が必要になってきて、外部からの資金調達をしましたが、引き続き私自身は投資事業をやりながら、このペット事業に関わっていました。
そして、オンラインでペットフードを売り始めて3年たったくらいでようやく自社のブランド事業を始めます。
こうやって、少しずつ成長をさせ、事業を増やし、変化させながら、外部の資金を調達しながら事業を進めてきました。
もし最初からブランドを立ち上げたら、とんでもない初期投資が必要だったと思います。ただ、少しずつ事業を拡大・変化させることで私は投資事業と並行して事業を立ち上げることができました。
また共同創業者がいることも大事でした。

もう一つの事業であるグラフィックデザイン事業。こちらもまずはスリランカ人のインターンの学生と一緒にスタートしました。最初は投資事業の出資先への支援として、無料でデザイナーをアサインしますよ、という支援のための機能だったのですが、色々な背景があり、これを事業しなければならないという状況になりました。
そこで、日本で知人の会社とパートナーシップを結び、マレーシアでデザインスタジオの構築し、オフショアのデザイン事業を始めました。こちらもパートナーシップを結び、お客様ありきから採用を少しずつ増やしながら進めたので、初期投資は100万円もかかっていません。
これも投資事業とペット事業と並行しながら事業を進めていきました。

これら2つの事業をやる前に、3つくらいの他の事業を小さく始めて、そして止めています(失敗しています)。ただ、初期投資は極端に少ないです。0円で始めたか、もしくは数十万円のみで事業を止めています。決して、100発100中ではなく、小さく始めて、上手くいきそうなものを継続し、そこに少しずつ資源を割り振っていく。
そうやって、複数の事業を進めながら、全体としては事業の継続性を大事にして進めてきました。

もう一度ポイントをお伝えすると、
- 小さく始める。お金も時間もフルコミットしない。
- 小さく始めるので、キャッシュフローが作れるビジネスから始める。

 例)最初からブランドビジネスではなく、他社のブランドを仕入れて販売   
   する。いきなりデザインを提案する事業ではなく、受託を受けてデザ
   インする等々
- だめかなと思った小さい投資のうちに止める。もしくはビジネスをビボっとさせる。
- 一緒に起業してくれるパートナーを見つける。一人でやらない。

こうすることによって、最初に自分のすべてをフルコミットしなくても、起業をすることができ、継続性を保つことができています。

もっと詳細を知りたいという方や少しでも事業を始める参考になったなとお感じなったらコメント頂ければ嬉しいです。


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