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周回遅れでも良いから経済回復を!!

周回遅れでも良いから経済回復を!!

国際通貨基金(IMF )の世界経済見通しによると、21年6.2%(実質)、22年3.4%(実績見込み)、23年(今年)2.9%(実績)、さらには24年3.1%(実績見込み)と、23年に一時落ち込みますが、概ね順調に推移していく見込みです。

それに対し、日本はどうかというと、21年2.1%、22年1.4%、23年1.8%、24年0.9%。
圧倒的大差で世界においていかれているのは我が国・日本。

新型コロナウィルスによる感染拡大で経済が冷え込む前の 景気回復に、世界は2年、日本は3年かかることになります。
見出しにあるように
『際立って弱い日本経済の回復力』
です。

回復が遅いのは理由ははっきりしています。
米国、欧州、そして中国まで、 コロナショックからいち早く脱却できるように、巨額の財政出動をし、経済を立て直しました。
もちろん、日本も財政出動をしたことはしました。
しかし、桁が違います。
米国は、トランプ・バイデンで400兆円超、かたや日本は55.7兆円(令和3年11月19日閣議決定)。

よく国債(つまり財政出動=通貨発行額)のGDPに占める割合が、日本は世界でずば抜けて高いとよく言われますが(もちろん悪い意味で)、当然です。
GDPが伸びていないんですから、この2、3年、どころか、この30年の間。
ということは、所得も消費も伸びていないのです。

岸田首相は、様々な成長戦略などで、経済回復に向けて打って出ていますが、絵に描いた餅にならないことを切に願います。
首相は就任時に確かに言いました。
「所得倍増」と。
なっていますか。倍に。倍になる見込みはありますか。残念ながら現実味はありません。
ここまでくれば、所得が倍になるなんて誰も思っていません。思えません。
でも、倍とは言わずとも、5%増の賃上げすらままならない状況です。

日本はまだ景気が回復できていないままで、物価だけが上がっています。
つまり、スタグフレーションです。
将来、明るい展望が見えないままで、アドバルーンだけが打ち上げられていても、国民は馬鹿ではないので、そのような状況の中で消費も投資もしようなどとは思いません。

周回遅れでも良いので、まずは経済回復のための対策を国に求めます。

『  』内、参考・引用
2/25 日本経済新聞
【際立って弱い日本経済の回復力】より
#経済 #為替 #株式市場 #日経平均 #米株価 #金融 #投資 #世界経済 #物価 #国債

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