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米国貯蓄減少と消費不安

米国貯蓄減少と消費不安

米国ではこれからの消費に先行き不安があるようですね。
財政出動されたコロナ禍での支援で貯め込まれた家計の貯蓄が食い潰され、年内にマイナスに転じるようです。
インフレと金利のダブルパンチで、ローンの延滞が増え、消費に回せる余裕も無くなってきているようです。

FRBによると、米国の家計は21年9月末日時点で2兆2800億ドル(約300兆円)の余剰貯蓄があり、そこから9ヶ月かけてその貯蓄が24%減少したといいます。
さらには、昨年末でピーク時の半分以下となる1兆100億ドルまで減り、今年の11月には底をつくという試算です。

『多くの消費者が蓄えを使い果たそうとしている』
という事業主もいますが、貯蓄の食い潰しは低所得層で強い傾向があります。
特に下位25%の層の貯蓄は今年の6月でゼロになると見られています。

しかも深刻なのが、消費の源泉が無くなるだけではなく、ローンの返済すらも滞ってしまう可能性があることです。

余剰貯蓄が減ると、日々の収入から消費に回さざるを得なくなるし、同じ消費でも必要な生活物資への支出を優先することになります。

私は思うのですが、必ずしも無駄遣いが悪とは思いません。
心の栄養を蓄えるためにも、少しだけ贅沢をしてみたり、自分や家族にご褒美を贈ったりすることは、生活に彩りを加えるためにも大切なことだと思うのです。

そのような精神的余裕、経済的余裕を持った暮らしをしていきたいですね。

『  』内、参考・引用
3/2 日本経済新聞
【米中、景気回復に不安】より
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