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低迷続く日本の賃金と労働生産性
低迷続く日本の賃金と労働生産性
2023年の労使交渉は一見労働者にとって有利な条件、つまり賃上げ交渉が上手くいっているように見えます。
トヨタ自動車、パナソニックホールディングスなどなど大企業では賃上げ要求の満額回答が続出しています。
しかし、日本の賃上げ水準は、国際的に見ても低水準。
日本の賃金は年収ベースで約3万2000ドル(約430万円)。
主要先進国中最下位です。
ではどのくらい低いのでしょうか。
経済協力開発機構(OECD)の2023年の賃金水準を見ると、お隣り韓国でも年収3万5000ドルとわずかながら日本を上回ります。
世界で最も高い年収を誇る米国は、7万6000ドルと日本の2倍以上の高さです。
日本が低いのは賃金だけではありません。
労働者一人あたりの労働生産性もOECD加盟国の中では、下位に沈んでいます。
もっとも、労働生産性が低いから賃金も低いという言い方もできるのでしょう。
『労働生産性を高め、同時に賃金と物価が上がる好循環を実現しなければ、世界における日本の地位は低迷が続くことになる』
取り戻せ、Japan Pride。
『 』内、参考・引用
3/16 日本経済新聞
【日本、賃金見直しの機運】より
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