単元内自由進度学習の実践②
本日は、こちらのつづきになります。
単元内自由進度学習は、基本的にその単元が始まる前にすでに準備が整っている状況になっています。それは、始まってからいろいろ作っていると、進度が早い生徒に追いつかれてしまうためです。(これやってみたいってのを思いついたらどんどん入れていますが。笑)なので、授業の時間は、完全に一人一人の生徒のために、動くことができます。一斉授業と比べると、学習している教室(自分はCP室や図書室を利用している)をぐるぐる何回もまわることができます。
ここでのポイントは、教師自ら教えにいかないことです。もちろん生徒と関わるんだけれど、話しかけるといっても、「なんかやれることある?」くらいでおさえます。求めてもいないのに、いきなり解説されたらうざいからです。笑
ゴルフをしていると、「もっと腰をこうした方がいいですよ」とか、
筋トレをしていると、「もっとゆっくり息を吐きながらやった方がいいですよ」とか、
求めていないのに助言してくるあのおじさんと一緒のことをやってるって感じですね。笑
これは、気をつけておいた方が良いポイントだと思います。
次に確認テストについてです。
確認テストは、単元>節>項で構成されている教科書の項ごとにGoogleフォームで作っています。
こちらについては、「知識・技能」や「思考・判断・表現」の評定の材料にはしていません。生徒が自分自身の理解度を知るために実施しています。その結果は、教師側も見ることができるので、それをもとに生徒とコミュニケーションをとるきっかけにしています。
最後に小テストについてです。
小テストは、節ごとにペーパーテストとして準備をしています。
項で作成されている確認テストを受けなければ、小テストを受けることができないルールにしています。
その小テストですが、生徒にとってとてもうれしいポイントがあります。
それはなにかというと、小テストの結果が定期テストと同じ重みであるということです。うちの自治体は二学期制なので、たとえば、前期の通知表の評定を出すには、前期中間テストと前期期末テストの2つのテストが大きなウエイトを占めると思うのですが、それと同じ重みで小テストも扱います。
「知識・技能」と「思考・判断・表現」の観点は、次のように成績をつけています。
前期中間テスト・・・25%
前期期末テスト・・・25%
小テスト・・・・・・25%
提出課題・・・・・・20%
振り返り・・・・・・ 5%
しかも、その小テストは、希望制で再テストを受けられます。
再テストを受けたら、そちらの得点が採用される仕組みです。(こちらも相当ラッキーなはず!)
次回は、この辺のルールについてのお話しをします。
もし、ご質問やご意見、アドバイスがあればご連絡ください。
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