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【ピープルマネジメントの落とし穴】自ら経験した失敗エピソード


▶︎「最高のチームを作るぞー🙋‍♂️」

今でも鮮明に記憶してる。
マネージャーへ昇格して自分が束ねるチームを持った時の高揚感はとても清々しい気持ちだった。

「これから俺の新しい1ページが始まる!」まさにこんな意気込みで
何でも上手くいくような感覚を抱いていた。

そのちょっと前。。。
アシスタントマネージャー(以下アシマネ)の立場で数年間、チームを引っ張ってきて
自分で判断できる権限も与えられ、チームメンバーからはそれなりに信頼も得られていた自負があった。

アシマネ時代は、良い意味でメンバーとの目線が近く、オープンに意見を言いやすいし気持ちを理解し合える感覚で、信頼を得られていた。

なので、「フランクな関係はマネージャーになっても続けていこう」と思っていたが、それが僕の最初の失敗へと繋がっていくのだった。。。

▶︎「いざマネージャー業務スタート!」

任せられたのは、そのブランドを象徴する1号店!
経営陣からの期待とプレッシャーは感じながらも、光栄なことだと思い
俄然僕は気持ちが高まった。

そしてマネージャー業務がスタートすると、チームは温かく向かい入れてくれた。
顔見知りの人も多く、僕をマネージャーとして迎えてくれているようだった。
チームメンバーに恵まれ、1号店ということで昔からご利用いただくお客様も多くて売上も良い!スタートとしては最高の状態だった。

ある日のこと、チームの中でのリーダー人材に関わるキャリアアップについて、1on1をすることになった。
いつもパフォーマンス高く働いてくれているメンバーだからこそ、キャリアアップ思考も多いだろうと思っていたが、話してみると現実は違った。

多くのチームメンバーが
「今のままで大丈夫です〜。昇格すると責任増えるし。」という温度感。
これの何がまずいかというと、
まず僕が着任した時点で、アシマネが不在だったため早急にチームから昇格させたいと考えていた。
次に社内で新店オープンを控えており、僕がいるチームのリーダー陣から数名が異動になるだろう計画されていたのだ。

もしアシマネ不在で、異動の時を迎えたら
店舗運営は支障をきたし、チームが疲弊するか、お客様に迷惑がかかるか
このどちらかは避けられない状態であった。

じゃあなぜこんな状態になってしまったのか?
それが「フランクな関係はマネージャーになっても続けていこう」に起因している。

▶︎「マネージャーの関わり方がフランクじゃNGな理由は?」

結論からいうと、
フランクな関わり方をする中で、チームメンバーが自由に伸び伸びと仕事をすることができたが、
逆に自由になりすぎて”やりがい”や”達成感”が無い職場環境に陥ってしまっていたのだ。

本来なら、個々人に合わせた目標設定を設けて、
それを達成するためにPDCAを回していく。

僕はアドバイスや改善策を提示して、その子の成長を伴走する。

そんな関わり方が理想的だし、成長していく過程で会社への帰属性が高まったり、チャレンジ精神が育まれたりするのだろうが
ここの関わり方が丸っと抜けていた。

ただ仲良く、明るく仕事をしていく。みたいなことへフォーカスしてしまい、本来のマネージャーの役割を果たせていなかったのだった。

その結果、チームメンバーの成長欲をなくしてしまうことになり、
チームの体制も人員不足を招いてしまうことになったのだった。

▶︎「マネージャーがやるべきピープルマネジメントは?」

その後、僕の上司のサポートもあってチーム崩壊は免れたが、
マネージャーとしてチームメンバーとどのような関わり方をするべきだったのか。

一言で言えば最も重要なのは『GOAL設定』だろう。

・会社やチームのGOALについて
・チームメンバーのGOALについて

この2つが両輪となって、仕事におけるピープルマネジメントの核であると思う。
なので、マネージャーはGOALについてチームメンバーと合意をし、
GOAL達成するために必要なコミュニケーションをとっていく。

そのためにアクションプランを立てたり、定期的に1on1を実施したり、Feedbackをしてフォローすることが求められる。

コミュニケーションをする中では、
チームメンバーの挑戦したいという気持ちや、叶えたい理想の状態を引き出して、仕事においてどんな業務が成長につながるのかを丁寧に引き出していく。
コミュニケーションは上司が部下に与えるだけじゃなく、コーチングのように引き出すことも大切なポイントだと僕は考えている。

そこまでしてやっと、チームの中で活躍する人材になるのだろう。
そして、マネージャーとして一人前なんだと思う!

▶︎「最後に」

今回は「僕がやってしまったマネジメントでの失敗」の話でした。
人をマネジメントすることって簡単ではなくて、経験と知識が必要なことなんだと思いますが、
だからこそ成果が出た時やGOALを達成した時の喜びは代え難いものがあるなーと思っています!

もしマネジメントや人材育成で困っている人がいるならば、僕でよければ力になりたいと思っていますので、DMやコーチングのお申込などご連絡いただけますと嬉しいです!
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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