80才爺と生活習慣病をどうする、その2、治療と健康維持とは違う。
子供の癌は別にして、中年以降の典型的な生活週間から来る病気は、糖尿病、腎臓病、肝臓病、癌、動脈硬化でしょう。
こういう病気になると、皆んなびっくりして、病院の医師にすがります。
重要な事があります。
クスリ(薬剤)は、病気を抑制するために使います。
病気になるとびっくりして病院にすがるのですが、
これは、病気を抑制しているのです。
身体を作って維持しているのは、毎日の食生活と習慣です。
食品や栄養補助は、身体を作って維持するために使います。
薬剤と食品は、目的が全く違っていますから、使い分ける事が大事です。
ですから、健康な体質維持と、病気の治療を分けて考えると良いと思いますが、
これが、なかなか理解されません。
毎日の生活習慣のどこに問題があったのか思い当たらないのです。
だって、飲んで食って楽しかったのに、どこが問題だったのか?分からないのです。
健康と体力のピークは20代までです。
そこから下り坂です。
でも、30歳を過ぎた頃からお金もあるので嬉しくなって飲み食い夜遊びが始まります。または、猛烈に働いて睡眠不足になります。
そうやって、10年20年たって、中年以降に癌とか肝臓とか腎臓の病気になります。
私は、ハワイに来て植物から抗酸化剤を抽出する研究を始めました。
きっかけは、米国農務省が、健康維持にどのくらいの抗酸化能力が必要かを公表したからです。食料品店の食品に抗酸化作用が欠如しているというお知らせです。
ちょうど同時期に、親友の永田勝太郎博士が、漢方薬の抗酸化作用はすごいぞと教えてくれた影響もありました。
健康を維持するためにどのくらいの抗酸化能力が必要かを米国農務省が公表しています。
それによると、健康維持には、3000から5000 oracが必要とされています。
しかし、これは食品100g単位の計算で、飲み物の場合1カップです。
ORAC ( oxidate radical absorption capacity ) 抗酸化物吸収能力が、現代食生活で最も欠如している要素です。この欠如が病気の原因だということです。
よく知られているブルーベリーにでも100gで2400です。
1g単位に変換すると24になります。
つまり、政府のガイドラインでに従って、5000 oracを食べるには、
200gのブルーベリーを食べることになります。
毎日、200gのブルーベリーを食べられますか?
そこで私は、植物を新鮮な状態で精製して濃縮した結果、1gから2gを摂取すれば、農務省が示した必要力を摂取できるようにしました。
これは、私だけができる事でなく、誰でも新鮮な植物を入手できるなら可能です。
視点を変えれば、現代は、新鮮な食品が入手困難という事なのです。
新鮮な植物を食べていれば、現代の食生活に欠けている抗酸化能力を補充する事が簡単になります。
なぜ、今の社会で地産地消の新鮮な食品の入手が難しくなったのかは、大問題です。一方で砂糖や食品添加物を使って大量生産の食品が多く、健康維持が難しくなっています。
こういう反省から、ハワイに来て抗酸化物質を作り始めました。
結果、1gで十分に必要な抗酸化作用を補う成分を作る事ができました。
1gあたり4000前後ですから、普通の人の健康維持には、2カプセル飲めば良いとわかりました、
癌とかの病気の人は、1万oracとなっていますから、カプセルを2個ずつ空腹時に2〜3回飲めば良いのです。
この考えで、今まで実験してきました。
そこから、いろいろな難問にぶち当たり、試行錯誤しました。
ポリフェノールといっても、新鮮なポリフェノールと時間が経過したポリフェノールとは、違う性質だと分かったのです。
一般的には、赤ワインにはポリフェノが豊富だとなっています。
ところが、赤ワインの抗酸化能力は、カップ1杯で4500 oracです。
1ccあたりに直すと45 oracです。
じゃ、ワイン1杯飲めば健康になるかというと、そうじゃないですね。
私が作る濃縮した抗酸化物質は1g4000ですから、ワイン100杯分に近いのです。
ワイン100杯飲めば、間違いなく病気になります。
私が作った抗酸化物質1g飲めば元気になります。
そこで、抗酸化能力が著しいポリフェノールを活性ポリフェノールと呼ぶことにして、一般的なポリフェノールと区別することにしました。
そこからたくさんの疑問が生まれました。
なぜ、ある人は少ない抗酸化物質で十分で、
なぜ、ある人はたくさんの抗酸化物質が必要なのか?
今日はこのくらいにします、